Richard Strauss

実に冒険のような一日でした。某図書館に出かけ文献を探し、あるいは請求し。

そんななかで聞いた一枚。リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲。
この曲、NHK交響楽団が2009年に演奏していまして、確かプレヴィンが指揮をされていたと記憶しています。前半は、フェリシティ・ロットが歌うカプリッチョだったはずで、私は泣きまくりました。
https://museum.projectmnh.com/2009/10/19214851_8627.php
https://museum.projectmnh.com/2009/10/21050407_8628.php

この家庭交響曲、家庭の様子を描いた曲として有名で、さまざま参考文献などで解説が出ていますが、2009年のN響の演奏では、勝手な解釈をして納得した記憶があります。その後NHKの「らららクラシック」でも取上げられたようで、そのときの解釈を聞いて、あれ、私の思った解釈とは違うな、などと思った記憶があります。しかしながら、まあこのあたりは世に出た作品は、それぞれの解釈において意味が付加されていくものですので、どの解釈が正しいということは、あまり意味がないのです。芸術、ましてや交響曲は論文ではありませんので。ただ、そうした解釈を強要することがだけは避けたいなあ、と思います。作曲は1902年から1903年にかけて。まだ、「サロメ」も「エレクトラ」もできていない頃。39歳で、まだまだこれから進んでいこう、という時代。
音源として聴いているのはこちら。スマートでクリアなのは録音が良いからと言うこともあるでしょうし、もちろん演奏の質が高いからです。指揮はフランスのフランソワ=グザヴィエ・ロト。フランス人が振るシュトラウスはより一層洒脱になると言うことなのでしょうか。

というわけで、今日はこのあたりで。明日も頑張らないと。
おやすみなさい。グーテナハトです。