Opera

10月前半は、劇、バレエですが、後半はがっつりオペラです。

http://www.nhk.or.jp/bs/premium/

 

10月22日(21日深夜)

  • 二期会公演「カバレリア・ルスティカーナ」、「道化師」
  • ショパン生誕200年ガラ・コンサート ダニエル・バレンボイム ピアノリサイタル

10月29日(28日深夜)

  • 藤原歌劇団公演「夢遊病の女」
  • マーラー没後100年記念演奏会 アバド&ベルリンフィル「大地の歌」、交響曲第10番から

久々の雨で涼しい一日。寒くなれば暑さが恋しい。暑くなれば寒さが恋しい。身勝手なもんです。

では。

Chorus

昨日からブリテンを聴いたりパルジファルを見たりと音楽が楽しい季節になりました。
やはり、私の帰るべきところはここでになるのでしょう。

戦争レクイエムを、作曲者自身の指揮によるあの有名な盤を聴きました。

ピーター・ピアーズもいいですし、フィッシャー=ディースカウがなによりいけてます。オーウェンの英語の詩とラテン語の典礼文の融合も素敵です。

ありがちかもしれんのですが、少年合唱に歌わせるとこれはもう、いわゆる天使の歌声的な趣です。

久々に聴いて、やっぱりカッコいいわー、と感動しました。昨日書いたように内容は重いのですが。

ピーターグライムスのほうも粛々と進捗中。しばらくはこれしか聴けないなあ。

Chorus

はじめに

写真を。東京湾から撮った写真です。いい季節です。もっと涼しければなおさら。

もっとレタッチの練習をしないと。まだ改善できるはず。

IMG_7534.jpg

 

近況関連

このところ仕事が「充実」しまくっていて、ありがたいことです。スリリングな毎日です。しばらくは引き続き充実の予定。

「パルジファル」に行く手を遮られてしまった感があり、すこし留守にしました。

ほんとうは、今週末に二期会の「パルジファル」を見に行くつもりだったんですが、時間的に無理があり断念しました。無念。

 

戦争レクイエム

それにしても、シンクロニシティだな。。

新国立劇場「ピーター・グライムス」の予習にと資料を物色しているところで、ブリテンの戦争レクイエムの放送があったとは。昨夜深夜のプレミアムシアターで、アンドリス・ネルソンスの指揮にて。録画完了し、今晩から少しずつ見ないと。

バーミンガム市響をアンドリス・ネルソンスが振った映像で、今年の5月30日収録の新しい演奏のようです。

アブラハムのイサク献供の話

戦争レクイエムで私が最も恐ろしく思うのが、この部分です。

旧約聖書の中に、アブラハムが自分の息子であるイサクを生け贄に捧げる場面があります。

神から命じられたので、仕方が無くアブラハムはイサクを生け贄に捧げるべく殺そうとする瞬間に、神がそれをとめるという話です。

大学の先輩によれば、この挿話は、人体実験や臨床試験の倫理学的問題につながる問題なのだそうです。

神の命令に従ってまで自分の子供を殺すという自虐行為がどこまで赦されるのか。真理の探究のために人間を犠牲にすることがどこまで赦されるのか。

あるいは、国の大儀のため戦争に子供達を送り出すことは赦されるのか。

 

我が子を屠るアブラハム

この「戦争レクイエム」においては、この物語の派生であるウィルフレッド・オーウェンの反戦詩がオッフェルトリウムの歌詞として採用されています。

この中で、最後に神によって助けられるはずのイサクが死に至るという強烈な結末が歌われています。

 

「その少年に手をかけてはならない。見よ! 角を一匹の雄羊を。彼の代わりにこの高慢な雄羊を捧げよ!」

しかし、アブラハムはそれに従わない。そうではなく、彼は息子を我が手で屠ったのである。

 

強烈すぎる。

 

こうやって、人々は我が子を戦争に送るのか、という絶望感です。

きな臭い世の中においては、「神」といった必然の命に従わなければならない理由があると言うことでしょう。それはすなわち、我が子を屠るということまで想定しなければならないわけで、そこまでの覚悟を持って世界を生きなければならないと言うことなのでしょう。そんなことを思います。そこまで覚悟出来ているのか。

この解釈、先輩と話していたときはそこまで気づかなかったんですが、昨今のニュースを見たり、今回改めて考えたりしてようやく解釈がまとまった気がします。

 

明日から仕事ですが、最近三連休が辛いです。休みは二連休が限界。これ以上休むとリズムが狂います。

飛び石希望でお願いします。

未分類

久々更新。スタバにて「お仕事」。クライバーの運命も久々。リバーヴ感がたまらないです。つうか、私、ベートーヴェンを本当に聞かない人だ。反省。

Jazz,Music

昨週に引き続き角松な日曜の夜です。

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中川英二郎と本田雅人のバトルが見られるなんて幸せですよ。。

あとはですね、中村キタロー氏のベースがいいっす。

http://mambaboo.org/Pkitaro.html

ベースもドラムもツーメン体制で、曲によって入れ替わるんですが、中村氏が入ると、途端にサウンドが引き締まり、グルーヴが、そうですね、誤解を恐れずに言うと、バーバリズム的躍動感を持って立ち上がってきます。

この方、杏里や久保田利伸のバックで弾いていたこともある方。

ACT1が終わるところで、角松が「ここまでは前座です」と言ってステージを去っていくんですが、確かにACT2も充実しすぎてる。

バンドのメンバー、顔しかめて演奏しているんですが、みんな楽しんでます。羨ましいです。

夏の終わりに本当に楽しめました。M先輩、ありがとうございます。

 

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それでは、フォースとともにあらんことを。

※ パルジファル、お忘れ無きよう。私は予約済みです。

Richard Wagner

いよいよ今晩放送です。

http://www.nhk.or.jp/bs/premium/

 

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<追伸>

ついでに、これはBILD誌の画像。メルケル首相は、4年前と同じドレスでバロイトに来たらしいです。カミさんに聴いていたんですが、たまたま画像を見つけましたのでご紹介。

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Opera,Richard Wagner

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Opera,Richard Wagner

毎年恒例になってしまったNHKのバイロイト音楽祭放送ですが、本年は8月26日深夜(8月27日未明)のBSプレミアム枠で放送されます。

2010年はティーレマンの「ワルキューレ」、2011年はネルソンスの「ローエングリン」でしたが、今年はヨルダンの「パルジファル」と言うことになります。

今年は生中継ではなく、録画のようですね。8月11日の公演の放送だそうです。

http://www.nhk.or.jp/bs/premium/

バイロイトのパルジファルの演出は、ナチス治世化のドイツをモティーフにしたもので、バイロイトのたどった歴史的経緯も相まってとても興味深く楽しみですね。

私は、先だってBR Klassikで放送された音源で予習しましたが、まとまりのある充実した演奏だと感じました。奇を衒うようなことはないですし、テンポを激しく動かしたり、レヴァインのように遅めたりしない印象です。ですが、劇的な部分は激しく闊達です。若さ故のキレがあるといいましょうか。

キャストを以下の通りまとめておきます。

  • アンフォルタス:デトレフ・ロート
  • ティトレル:ディオゲンス・ランデス
  • グルネマンツ:ヨン・クワンチュル
  • パルジファル:ブルクハルト・フリッツ
  • クリングゾル:トーマス・イェザトコ
  • クンドリ:スーザン・マクリーン

楽しみでなりませんねえ。

というわけで、今日も予習中です。

Jazz

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会社の先輩にお借りしました。

角松敏生の30周年ライヴ。

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いやー、ほんと、カッコよすぎです。

私らの若い頃の空気が汪溢している。

私の高校時代のヒーローの一人、本田雅人がサックスソロをとる段に至っては、あまりのカッコ良さにのけぞりました。

なんせ、ホーンセクションが贅沢なんですもん。中川さんもはいっているし。

本田雅人を聴くと、なんだか、スクウェアに入りたて1992年春の「Farewell & Welcome」ってアルバムを思い出します。

つうか、ずっと正座して聴いているし、私。昔、マウントフジをテレビでも見ていたときと同じ気分。

80年代後半から90年代前半の音作りが素敵すぎるんだなあ。

ベースのグルーヴに、ホーンセクションのキメキメ。バックコーラスの艶っぽさとかね。

今の時代には全然マッチしないんだけど、「あの頃」を感じるにはもってこいだ。

バブル崩壊からその後まで、まだ夢さめやらぬ日々の思い出なんだなあ。

 

しかし、カッコイイ。これだけで白米10杯食べられます。

 

こっちの音楽もあっちと同じくらい楽しい。当事者じゃなければ。

Opera,Richard Wagner

パルジファル、今度はショルティ盤を聴いています。

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ウィーン国立歌劇場での録音で、パルジファルはルネ・コロ、クンドリはクリスタ・ルートヴィヒ。そして、アンフォルタスはフィッシャー=ディースカウです。

しかし、フィッシャー=ディースカウが歌うと何でもかっこよくなってしまうですよねえ(笑)。

「ローエングリン」のテルラムントでも、悪役なのにカッコイイので、あれれ、と思いました。これはもちろん凄いと思っているのです。

アンフォルタスは悪役ではありませんが、やられキャラです。なのにこのカッコ良さ。第一幕でティトレルの前で独白する場面、メチャいいです。