Jazz

いや、しかし、やっと今週も終わり、家にたどり着きました。

今日は短いエントリーで。

When you wish upon a starを聞こうと色々とApple Musicで調べていたら、この音源にたどり着きました。私、これ初めて聴いたのです。お恥ずかしい。

Piano ; Bill Evans

Bass ; Percy Heath

Drums ; Philly Joe Jones

Guitar ; Jim Hall

Trumpet ; Freddie Hubbard

最初にこのトラックを再生した時、あれ、違う曲かけた? と思いました。

フレディのトランペットのフレーズが、メロディアスで、これがテーマ?、と思いきや、バッキングと思っていたジム・ホールのギターが、テーマを取っている、という、だまし絵のような演奏でした。騙されたんですが、なんか清々しく騙されたという感じでした。

で、このエッシャーの、鳥が魚になるあの絵を思い出しました。パースペクティブが変わると意味がガラリと変わる、という面白さです。

ちなみに、二回以上聞いても、そういう驚きは得られません。

やっぱり、面白い音はもうやり尽くされているんだよなあ、と思いました。

週末も幾つか山あり。今日は早く寝て備えます。

ではお休みなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

Photo

公園の鶏。この子たちは、別にゲージに入っているわけでもないのに、いつもここにいます。人間も、結局はこういうものなのかもしれないですね。

さて、先日、PCのOSをアップグレードしました。OSはEl Capitinになりました。

で、感動的だったのは、日本語変換です。これ、変換ボタンを押さなくても、どんどんと変換をしてくれるのですね。このブログでは、専門用語とか、文学的表現をあまり使わないので、この自動変換で随分助かっています。

私は高校時代にキーボードでブラインドタッチができるようになったと記憶していますが、そのうちに、別の日本語入力機構が出てくるはずで、それに対応できるかどうか、不安を覚えていたとも記憶しています。高校時代から未来の新しい未知のテクノロジを恐れていた感があったのだと思います。

実際には、そうした文字入力のテクノロジは、20年ほど前のポケベルへの文字送信であったり、ガラケーの文字入力であったり、あるいはiPhoneのフリック入力だったりするわけです。そういった文字入力に、ある程度は同調し、今でもフリック入力は随分と使っています。ですが、やっぱり一番早いのは、キーボードで入力するブラインドタッチです。

これ、私にとっては当たり前の帰結なのですが、もしかすると、年代が変われば、そうとも言えなくなるのかも、とも思っています。フリック入力のほうがキーボード入力より早いという若者はたくさんいるのではないでしょうか、などと思ったり。

また、キーボード入力も、QWERTYではなく、親指シフトの方が早い、という話もありますし。

いずれにせよ、同じ場所に安住することなく、次の新しいテクノロジを咀嚼し取り入れないと、と考えています。鵜呑みはいけませんが、味見はしないと、という感じ。

お金はかかるかもしれませんが、抑えるところは抑えて、でも今後生きていく上で必要なものにはきちんと投資しないと。これはもう設備投資と一緒の世界です。企業も個人も同じですね。

今日は短くこの辺りで。おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

今日は、午前中からとある講演会の司会。しゃべりは少ないですが、かなり気を遣いました。講演の内容は、内容は書けませんが、とても素晴らしく、未来が見えた気がします。聴いていた方々もみなさんよかった、と言ってましたし。

今年に入って、このような司会などやることが多いのですが、なんか快感になってきました。なんなんですかね…。多分、学生時代にサックスでフロントとっていたからだと思います。このライブ感覚の、ドキドキする緊張が快感につながっているのだと思います。ドキドキというより、ワクワク感なんだと思います。

これまではそんな仕事やってませんでしたが、今年から組織の何でも屋みたいなところに来たもので、途端にそんな仕事が増えたのでした。

ただ、さすがに気はつかいます。相手がいることですし、それが相手への礼儀とも思いますので。

レベルは違うと思いますが、お笑い芸人さんたちは、本番前にかなり神経質になるみたいですが、その気分が少しわかります。

また、レベルは違いますが、指揮者の広上さんが、本番前に極度に緊張しておられるのをテレビで見たことがあります。それに近いものがあるのかも。

ライブならではの緊張の感覚を少し共感できているような気がします。

ちなみに、今日は想定外のことがたくさんあり、少々準備ができないまま始まったりして、ドキドキとかワクワクというより、スリリングなものだった気がします。スリルを味わうのも悪くはありませんでした。

今日はこちら。エラ・フィッツジェラルドが歌うYou’ve got a friend. 最後のとこらは、なかなか盛り上がります。キャロル・キングとは違う色合いで、面白いです。より、濃厚なYou’ve got a friendです。

Ella in London
Ella in London

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Ella Fitzgerald
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たぶん、歌手の方々も同じなのかも、などと想像してしまいます。。ライブが快感なのも、緊張するのも。レベルは違うにせよ。

それでは、また。おやすみなさい。グーテナハトです。

Music,Photo

Photo

昔、広葉樹の写真ばかり撮る写真家になりたい、という夢というか妄想がありました。デジタルカメラを持って、日本各地、あるいは世界各地を回って、空に広がる広葉樹の写真を撮る人生っていいなあ、みたいな。

この時代になると、iPhoneを持っていれば、それに似たことができるようになってしまったということみたいです。

今日は文化の日ということで、晴れの特異日だそうです。ですがニュースによると、この20年は晴れている日は大体半分ぐらいだそうです。時代によって変わりゆく気候。いや、変わらないものなどないので、大騒ぎするのもおかしいですね。

写真のように今日は快晴で、近所の公園に行ってきました。

今日はこちら。

Tapestry
Tapestry

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Carole King
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急遽、このアルバムに含まれるとある曲の演奏に少しだけ参加することになりました。予習中。

1971年に発表され、グラミー賞4部門受賞の快挙を成し遂げた名作。最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、だそうです。

こういう曲を再認識できるのも、Apple Musicのおかげです。

明日は早出なので、これで寝ることにします。おやすみなさい。

Classical

今週末、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を聞く機会がありそうです。なかなかない機会なのですが。
そこで予習をしています。

やはり、こういう時、Apple Musicがあるとよいですね。いろいろなバージョンを聞けますので。

オイストラフ、サラ・チャン、レーピンを聴きました。最後に聴いたレーピン盤が、理解もすすんだためか、一番しっくりきます。

Violin Concertos
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この曲、Wikiによると、1948年に作曲されたとのことです。交響曲第9番と交響曲第10番にはさまれており、交響曲第10番との類似性も指摘されるものです。

私は、今回初めて聴き込んでいますが、かなりの曲だと思います。Wikiにあるように、交響曲第10番のような、緊迫、諦念、憤怒といった厳しい情念に満ちた曲です。音楽的にもバルトークのように緊密で複雑です。

それでいて、ロシア音楽的なおなじみの民族的フレーズが登場したりとショスタコーヴィチ的な良さも感じます。どこかで聞いたことのあるフレーズが出てくるのは、おそらくはいつものショスタコーヴィチの引用癖なのでは、と思ったり。

それにしても今回聴いているレーピン盤のカデンツァの重厚さは相当なものです。ヴァイオリンの表現能力の大きさを改めて実感します。

あまりに豊かで分厚い和音の音は、楽器の素晴らしさもあるでしょうし、レーピンのテクニックの素晴らしさということもあるのでしょう。

このヴァイオリンの音をきく楽しみというものを、レーピン盤では十全に愉しむことができます。

明日は文化の日です。真剣に身体をやすめないと、と思っています。

それではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。

Apple Music

Apple Musicを使い始めてから気になっているモバイルデータ通信量ですが、10月は7GBを大きく下回る4.6GBで終えることができました。

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Apple Musicの容量が追加されるミュージックアプリの使用容量は、1.6GBでした。これは、平日の往復通勤時間を使用した結果です。

今月の私の営業日は20日でしたので、1日80MB程度消費したようです。往復通勤時間はだいたい3時間ですので、1時間27MBぐらいということになります。1時間あたりだいたい30MBとみておけばよいでしょうか。かなりの概算ですが、私にとっての目安にはなりそうです。

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さて、今日から11月ということで、体調整えつつ、時間配分を変えて、進めていきたいところです。もう残り時間を意識しなければならない時期になりましたので。

最近、画期的なツールを見つけてしまい、もしかしたら、これでもっと時間配分がうまくいくかも、などと夢想しています。

今日はこちら。このアルバムも、Apple Musicで聴けます。そうか、カデンツァに、DSCHのフレーズが出てくるんですね。熱い演奏です。

ショスタコーヴィチ&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲
チャン(サラ)
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それではまた。おやすみなさい。

Miscellaneous

今日は、大学時代からの知り合いで、ニューヨークで暮らしておられるサックス奏者の方と。

いろいろな話した中で大切だったことは、「歌うこと」の大切さ、でした。この「歌う」という言葉は実に多義的です。今回の文脈は、私の解釈では、自分の心の中かは、あるいは腹の底から出てくるもの、ということだったと思います。それは、「歌う」という言葉というよりも、表現しようとしていることそれ自体、というふうに捉えました。

ただ、手が動くままに演奏するのではなく、自分が本当に演奏したいことを演奏できているか、という厳しい問いである、と私は解釈しました。

それは、テクネーを磨かなければ成り立たないものです。がゆえに、楽器のテクニック、理論などの研鑽が必要であることは間違いないのですが、それはおそらくは単なる手段にすぎず、それだけではなにもなし得ないわけです。

ただ、「歌う」という、実に多義的な言葉の中には、本質に迫るべき厳しい態度があり、そこに到達する方法は絶対に説明されることはありません。ここが、あらゆるものにひそむ説明されざるところ、あるいは説明しえないところ、なのだと思います。

今回の会合のコーディネートは、大学からお世話になっている先輩です。この方の気配りには、本当にかなわないなあ、とあらためて。

今日はあるいは語りえぬ悲しい出来事が。世の中はそもそも不合理に作られている。そういう前提をまさに確認する一晩でした。

それではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

今日は、所用のため会社を早めに上がって、某電気街、つまり秋葉原へでかけました。

20分以上滞在したのは20年ぶりぐらいです。昔話はするつもりはありませんが、同じ場所でもこんなに変わるもんかね、と驚きました。。

あわせて、金沢行きの新幹線が走っていたのがホームから見えたのも不思議な気分でした。

まるで別の街に来た気分である。あるいは、よくあるSFのように、地球と同じ惑星がどこか別のところにあって、似ているんだけど違う街に迷い込んだ、という気分でした。

私の場合、随分エピソード記憶が強いみたいで、ついさっきのように、記憶が残まざまざとっていますので、そう思うのでしょう。

にしても、以前以上に居心地が悪い街になっているのは否めません。一方で、これが日本的な街だと思われているのか、外国からのお客さまがたくさんいたのにも驚きました。

おかげで、いろいろと勉強になりました。が、早々に帰宅しました。さすがに少し疲れる街です。

今日はこちら。ベームらしいルバートを楽しみました。

Strauss: Der Rosenkavalier
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Soloists Bohm Vienna Po
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それでは今日は短く、おやすみなさい。

Tsuji Kunio

P+D BOOKS 廻廊にて
P+D BOOKS 廻廊にて

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午前中、なぜかTOEIC試験を受け、なんだかゲーム感覚で刺激を味わいつつ、午後は会議三昧。帰宅時に、先日買ってしまった「廻廊にて」をKindleで読みました。

最初のカタカナの独白の部分、あれ、わざと読みにくくしているともとれますね。

文学の手法だと思いますが、さらさら読むより、わざと読みにくくすると、いっそう意味が深まる、ということだと思いました。

もっとも、戦前は、カタカナ交じりの文が多かったと思います。大岡昇平「レイテ戦記」に出てくる漢文調のカタカナ混じりの作戦司令文を思い出しました。「戦闘状態ニ入レリ」みたいな。

あるいは、「魔の山」に出てくるフランス語部分とか。。あれも、ドイツ語のなかに突然フランス語が出てきて、たしか和訳ではカタカナ文になっていたと思います。

カタカナ混じり文は、きっと「魔の山」の影響なのかなあ、なんて想像しています。あるいは、辻先生の戦中の記憶があって、とか。

言語のなかに異物を入れることで、意味を高めていく、ということなのか、と思いました。

それにしても、Kindleで「廻廊にて」はかなり違和感がありました。あの黄ばんだ古い文庫本で読んでいたので、隔世の感ありです。

今日は短くグーテナハトです。おやすみなさい。

Book

星の王子さま
星の王子さま

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ゴマブックス株式会社 (2013-02-25)
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先日、Kindleで「星の王子さま」を買いました。

どうやら、サン=テグジュペリの著作権が切れたたということで、各社から様々なバージョンが出版されているようで、このKindle版もその中の一つのようで、100円ということで、結構安かったので、ポチッとしてしまいました。

この本、かつて母親が「面白いから!」と薦めてくれましたが、小学生6年生には正直良くわからなかったのです。

挿絵や設定が、極度に抽象化され、あるいはシュールにすぎるので、さすがに小学生低学年のころには「6年生になったら読もう!」と言われていました。

ですが、6年になっても分からずじまい。で、そのままでした。

Kindleで買って、たまたまiPhoneを開いて目に入ったので、何十年ぶりかに読んだのですが、いやあ、これは、小学生には分からないですね。。

大学生とか社会人が読むといいのでしょう。

もっとも、その時分に読むと、厭世観に苛まれ、逆効果かもしれませんので、お気をつけて。社会は、ヒドイところですから。なーんちゃって。

こんな一文、どうでしょう?

星の王子さまは、六年前に、ヒツジといっしょに自分の星に帰ってしまいました。ぼくがこのお話を書いているのは、彼のことを忘れたくないからです。誰でも本当の友だちを持てるわけではありません。それに、ぼくだって、そのうち、数字にしか興味のない大人になってしまうかもしれません。

先日まさに「情報と効率の世界で生きている」と言いましたが、この「数字にしか興味のない大人」になってしまったということになるんでしょうかね。。大勢の一部になるというのは、麻薬のようなものですから。。

それでは、みなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。