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<< サロメのスコアが届きました。 | 新国立劇場/シュトラウス「サロメ」 >>

いよいよ今日は新国立劇場のサロメです。

ナターリア・ウシャコワさんの略歴が、新国立劇場から送られてくるThe Atreに載っているので見てみたのですが、やっぱりこの人も工業大学で物理学専攻だったそうで、ベルリンへ物理学のために留学しようか、と言うところまで行ったそうです。クライバーもそうでしたが、やっぱり音楽には理系の頭も必要なのですね......。

現在はウズベキスタンに属しているタシケントで育ったそうで、歌自体は、小さい頃からオペラが好きだったとのこと。それで、物理学をから音楽に転身してサンクト・ペテルブルク音楽院へ留学。ネトレプコと三年間同じ部屋に住んでいたのだとか。

ウシャコワさんの冷徹なサロメの性格分析が興味深い。ウシャコワさんによれば、サロメはただのわがまま娘で、ほしがるものは何でも与えられていた「子供」なのであって、初めて「ノー」と行ったのはヨカナーンで、首を切られたヨカナーンの唇に血の味を感じたとき、自分の望んだことの意味を知るのである、という解釈。なるほど、ですね。

ただ、個人的には、どうしてサロメがヨカナーンの唇を欲したのか、というところがどうにも難しくて仕方がない。ヨカナーンのことを悪し様に言っておきながらも、唇を欲するとは如何にも猟奇的でなのであって、わがまま娘だからというだけではなく、頽廃的な欲求がそこに隠れているに違いないのです。それは、人類誕生からあった心の闇の部分なのであって、おそらくは皆が皆、多少の違いはあれ持っているものなのであり、それをオペラで見せつけられるときに、自ら持つ闇が揺り動かされ、感興が生じるのです。

今日の東京地方は雪ですね。明け方から静かに降り続いています。電車が止まらずに無事に新国立劇場に行けますように!

Snow

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