ラトル/マーラー交響曲第5盤

マーラー:交響曲第5番 マーラー:交響曲第5番
ラトル(サイモン) (2002/10/25)
東芝EMI

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一日遅れですが、カラヤン以外ベルリンフィルで最も印象的だと思う演奏です。ラトルの振ったマーラーの交響曲第5番です。ヴァントのブルックナーのシリーズにしようか、アバドのマーラーにしようかと迷ったのですが、最も衝撃的だったのが、ラトルのマーラーでした。
はじめて聴いたのはNHKBSで深夜に放送された映像を見たときでした。もう4年ほど前になると思います。たしかラトルの芸術監督就任記念コンサートという位置づけだったと思います。
印象に残ったのは第三楽章で、テレビ映像に驚かされたのでした。ホルンがラトルの横に立って、あたかもホルン協奏曲のように演奏されていたのでした(メンゲルベルクが考案したそうです)。ウィンナーワルツのような華麗さを醸成していたのでした。
それにしても、ラトルの演奏を聴いて眼から鱗が落ちました。マーラーの5番がこんなにも面白い曲だとは思いもよらないことだったのです。それまで持っていた盤では味わえないものでした。ラトルが自分の美意識を隅々にまで浸透させているのがよく分かるのでした。そのころまでラトルを聴くことはあまりなかったのですが、本当に巧い指揮者なのだな、と思い知らされたのでした。生き生きとした躍動感と、隅々にまで施された装飾的美しさを、こんなに楽しむことが出来るのものなのか、と思ったのでした。
ベルリンフィルではなくラトル中心になってしまいました…。

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