さて、先日に続き立花隆さんの本。
アマゾンで観たときには想像できない分厚さでした。
それで、まえがきにこんなことが書いてあります。
しかし、このように書棚の全容をパチパチ撮られるというのは、あまり気持ちがいいものではない。自分の貧弱な頭のなかを覗かれているような気がする。さして美しくもないからだのヌード写真を撮られているような気がしてきたりする。
とのことですが、まあ、そんなことあるわけないです。ここは、ちょっと卑下し過ぎですよ。まったく。
いずれにせよ、広範な分野にまたがった蔵書には感銘を受けること間違いありません。
印象的なのは、ウィトゲンシュタイン、マリア信仰、アーサー王伝説、井筒俊彦など。もちろん、農協、共産党、脳死といった、立花さんの著作に関する部分も面白いです。
短いエッセイ風の書棚解説で、立花さんの頭のなかを少し覗き見ることができます。一般教養へのよい道標ですね。是非一度目を通してみてください。
それにしても、これだけの蔵書を持つのは、ある意味夢です。ビル一棟すべて書棚だなんて、嬉しすぎます。
週末。ですが、まだ仕事をしている人がいるので、もう少し起きていましょう。何もなければ、今週も「仕事」の本を読み耽る予定。