ワーグナーはテンポを動かす。
すっかり今年のバイロイトからは乗り遅れています。でも本は着々と。
バリー・ミリントン、スチュアート・スペンサーによる《ワーグナーの上演空間》に興味深い記載が。クライヴ・ブラウンによる「ワーグナーの演奏活動」という論文です。ワーグナーは指揮の世界においても革新的だったようです。
ワーグナーより前の指揮はインテンポ、つまりテンポを動かさなかったのだそうです。メトロノームのように振るのがスタンダードだったとか。ワーグナーからテンポを動かすようになったのだそうです。
また、ワーグナーの後期作品では、テンポが楽譜上に書かれるようになりました。のちのマーラーの譜面に通じて行くものがありますね。
昨日、某原稿を脱稿。今日からは次へ進みます。
あ、しばらく前に少しだけ書いた「オペラハウスから世界を見る」について、書いてみようと思います。
ではグーテナハト。
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