夏バテのようです。某所への締め切りがあり、少々週末無理をしました。
その後、あまりの暑さに冷房をかけて寝ていたのですが、どうも眠りが浅いようで、日中にこれまで経験したことのない激しく突き刺さるような睡魔に襲われるように。
これって、睡眠時無呼吸症候群ではないか、という恐れが。もしそうなら、仕事場で無意識で眠りに落ちているのではないか、という恐怖。これはまずいですよ。うちは戦場なんで、少しの気の緩みが命を落とす重大な失策になりかねません。油断している暇はないのです。
そういえば、自宅での禁酒を誓ってはや一ヶ月。毎日ワインボトル半分ぐらい開けていたので、体調は飛躍的に良くなるはずだったのですが。アルコールが足らんのかな? なーんちゃって。
隣の先輩
「今年、うなぎ、食べました?」
わたし
「いや、国産うなぎが高くて高くて、買えないんですよ」
明日は、うなぎを買ってきてもらう予定。
というわけで、今日は少し早めに寝ましょう。
寝る前にこんな音源を見つけました。カルロス・クライバーが1962年にデュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場で振ったオッフェンバッハのオペレッタ。私はNMLで聴いています。
モノラル録音です。当初はテレビ映像だったようですが、マスタは失われているそうです。エアチェックテープからの復刻のようです。ノイズもあります。
オッフェンバッハ《魔法の横笛》、《結婚提灯》、《チュリンパタン島》が含まれていますが、《魔法の横笛》をまずは聴いています。《ホフマン物語》を思わせるフレーズが幾つも出てきます。聞いているだけで面白いのですが、映像あればもっと楽しめそうです。こういうオペレッタをドイツ語に訳して演奏するということをやっていたのですね。
そういえば、エーリヒ・クライバー「指揮やるなら、まずはオペレッタだろ!」ということで、カルロス・クライバーの指揮者デビューがオペレッタだったことを思い出しました。たしか「カール・ケラー」という芸名で出たはず。テンポを落とすところは落として、歌わせてます。
帰り際、カルロスの1989年の「ニューイヤーコンサート」を聴いていたんですが、「美しく青きドナウ」のテンポの落とし方と通底するものがあります。きっと、ぎりぎり落としていいところまで落としているはず。これ以上落とすと失速して墜落です。
録音は決してよくありません。歌手もなかなか難しい状況。ですが、往年のカルロス・クライバーの鮮烈なドライブ感がよく分かる公演です。
明日はもう少し涼しくなることを希望します。ではグーテナハト。
夏バテです──カルロス・クライバー1962年録音のオペレッタ