フォーレの室内楽。今日はヴァイオリン・ソナタ第2番。
はじめに
先日撮った初夏の光に映える広葉樹。残念ですが、木の名前を判定する能力はありません。
とはいえ、むかしからこういう樹の枝が空へと伸びる姿を観るのが大好きでした。そればっかり撮る写真家になれればいいなあ、と思ったのを覚えています。ちょうど13年ほど前のこと。通勤電車の車窓から、河川敷に一本だけの広葉樹の姿をみた時にそう思ったのでした。
そうか。
今日、写真を撮りながら、あれ、写真撮ってる意味がよくわからん、と思っていたのでした。何を撮るべきなのかわからないまま写真撮っても意味ないよね、などと。
鉄道写真、航空写真、人間の写真、風景写真、スナップ写真など、写真のジャンルは数多あるんですが、どうもしっくり来なくて。
風景写真ともなると、なにか手遊びの感覚もあり、時間もない中で撮ることなんてできないわけでして。
まあ、写真を撮るのは本当の「趣味」なのでのんびりやりましょう、という感じにしておきます。
今日の一枚
さて、今日はこちら。フォーレのヴァイオリン・ソナタ第2番です。
Alpha Productions (2014-02-25)
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最初に感じるこの晦渋さ。本当に素晴らしいです。なにかヤナーチェクを思い出してしまったのは気のせいでしょうか。しかし、まだ理解が足らず、もう少し聴きたい気分。
今日は樫本大進氏の演奏出来きましたが、次は違う方のヴァイオリンで聴いてみようかと思います。
これは、まだまだ聴き続けないといけないなあ。。
ちなみのこの曲は、1916年から1917年にかけて作曲されています。
ワーグナーはもちろん、マーラーも天に召されています。シュトラウスは、《ナクソス島のアリアドネ》や《影のない女》を作曲しているころです。なんと、ベルクは《ヴォツェック》をこの頃作曲しています。
そうした時代のなかにあっても納得の行く楽曲です。
ウィキペディアの記事にによれば、イザイのために作られた楽曲でもあるようですが、どうもイザイには理解されなかったようです。
(そうなると、イザイのあの「晦渋」なヴァイオリン曲との関連も気になりますが。。)
楽曲としては、ベルギーのエリーザベト王妃に献呈されていますが、この方、スゴイ方なんですね。戦時中にユダヤ人を救ったり、戦後は共産圏を訪問したり、広島にあるイエズス会系の音楽大学であるエリザベト音楽大学の後援者でもあります。
では、みなさまも残り少ないGWの夜をご満喫ください。
おやすみなさい。グーテナハトです。
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