Jazz

2年ほど前に、10歳ほど若い音楽家と話をしました。かれは、同じ職場で働いているのですが、どうやら二足のわらじを履いているかたのようで、作曲活動なども行っている方のようでした。楽器もいろいろと操ることができるようで、音楽の才能がある方と話をしている中で思いました。

前にも書いたかもしれませんが、その方がおっしゃるのは、1990年代前半が羨ましい、ということでした。音楽が一番盛り上がっていたのがその頃だ、ということなのだそうです。

まあ、私が若い頃の音楽の話をしていたので、話あわせてくれただけなのかもしれませんけれど。

ただ、やはり、なにか私もそうした感想にはうなずかざるをえないような感覚を持っていました。

とあるジャズバーに行った時にも同じことを思いました。大学卒業してからは、クラシックやオペラばかり聴いていたので、ジャズの方は最新動向などはおさえることもなく、かつて好きだった曲を聴いていたので、最新動向は? などと聴いていたのですが、やはり誰も最近のジャズというものを聴いていないという感じでした。

ジャズもやはりクラシックと同じになっていて、かつての古い録音の解釈を進めているだけになってしまったのか、と少し残念な気分になったのでした。

ですが、ジャズ雑誌などを読まなかったり、ジャズフェスなどに行けば新しいジャズはまだまだるようでした。

ただ、そうした新しいジャズはジャンルがボーダレスになっている中にあって、ジャズという枠組みから外れたものになっているようだ、とも思いました。

Apple MusicかあるいはNHK-FMだったか、菊地成孔のバンドを聴いたのですが、その時に覚えたのは、これまでジャズやポップスの曲の枠組みから外れているなあ、問うことでした、。つまり、イントロがあり、サビを含むテーマと呼ばれる楽曲構成があり、そのあとにインプロヴァイズがあり、そしてテーマに回帰する、という一般的なジャズの枠組みを大きくはずれ、音楽がストーリ性をもってより大きな次元で展開されているように聴こえるのです。そして、拍動においても、通常の四拍子や三拍子ではなく、途中で五拍子に変わったり、といわゆる変拍子の導入によって曲のなかに変化が埋め込まれ、より深みが出ているように思いました。

私は、プログレというものは聴きませんが、とはいえ、プログレバンドのようなものに所属していたこともあり、なんとなく、そうした大きなプログレのようなものになりつつある、という感覚をおぼえました。

あるいは、もしかすると、旧来型の交響曲がベートーヴェンで拡大化され、ベルリオーズにおいてそこに標題が持ち込まれ、ブルックナーやマーラーによって巨大化していく、という形式の変質の過程をみているとも言えるでしょう。

そうした流れのなかにあって、このバンドのアルバムを聴いて、これが新しいジャズとされていることに、なにかうなずかざるをえない、という感覚を覚えています。

スナーキー・パピーズの《シルヴァ》というアルバム。こちらをApple Musicで三回聴いてそう思いました。

Sylva
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ジャズ、ファンク、ダンス、フュージョンを融合した〈Jafunkadansion〉というスタイルに当たるそうです。まさに、本当のフュージョンなんでしょう。

このスナーキー・パピーズは、2004年にテキサスで結成されたバンドとのことです。もう11年に及ぶキャリアを持っているということになります。北テキサス大学の出身者が多いようですが、まあ、そういうものですよね。

この《シルヴァ》というアルバムは、2014年4月に録音されたものです。
統制のとれた楽曲構成や、ストリングスやブラスを含んだ63名というアンサンブルは、実に緊密です。上述のジャンルに加えて、ミニマルミュージックやエレクトロニカなどの雰囲気も兼ね備えた、本当に新しい「ジャズ」であるかのように思います。

私は、まだこのアルバムの全貌を掴みかねているように思います。それほど、複雑で解釈可能性に満ちているアルバムではないか、とも思い、久々にワクワクしているのです。

これは、なにかパット・メセニーの《シークレットストーリー》を聴いた時の感動にも似ています。あれもやはり旧来のジャズの枠組みを超えたアルバムでした、あれに近い面白さのようなものを感じるのです。

他にも最近発見した《ジャズ》があり、なんだかまだまだ捨てたものではないかも、と思いました。この1年、なにか音楽に対する倦怠のようなものを感じていました。なんでもやっぱり同じじゃないか、という感覚を覚えたり、テクノロジーの進歩で、古い言葉でDTMともいいますが、誰でも音楽を作れるようになり、コモディティ化が進んでいるようにも思ったのです。

ですが、才能というものは、まだまだ先に進んでいるのだな、と思いました。ただ、先に進める人はコモディティ化の中においては一握りですね。

※ちなみに、Apple Musicの唯一最大の欠点はライナーノーツがないことです。。もう少しいろいろ知りたいのですが、ウィキペディアなどで調べるに限られてしまいますので。

というわけで、今日はこの辺りで。

みなさま、秋の夜長をお楽しみください。ですが寝不足にはご注意を。自戒を込めて。

おやすみなさい。グーテナハトです。

Jazz,Miscellaneous

はじめに

10月も半ばにさしかかろうとしています。そういえば、近所のプールで泳ぎ始めてから一年が経ちました。

これも何度か書いていますが、また書いてしまいます。

近所のプールは夜中までやっていますので、仕事場を21時半ごろに出たとしても、少しは泳いで帰れる感じで、仕事がそれ以上に遅くなったり、飲みに付き合っていたりする場合以外は極力泳ぐようにしています。

一年前は、一年経ったら、もっと痩せて、身体も疲れにくくなって、いい感じになっているはず、と思いましたが、ちょっと違う結果が出ています。

まず、前より頭が回るような気がしています。これ、自分だけが思っているだけですが、なんだか昔より判断が早くなったような錯覚を覚えています。それと同時に、スピード感も増したような錯覚も覚えています。主観的なものなので、周りからみたらどう見えるかはわかりません。

もう一つ、安静時心拍数がかなり下がりました。健康診断で「徐脈」と診断されて、「あれ、スポーツ心臓だわ」なんて、軽く思っていました。確かにApple Watchつけて寝ると、夜中は心拍数が35とかになっていました。2秒に一回しか鼓動していないという、なんだか冷凍冬眠(?)みたいな状態。

ですが、先日両親に「それは不整脈の一種で、ヤバイかもしれないから病院に行け!」と脅されて、恐る恐る病院に行って、安くないお金を払ってホルター心電図を16時間付けました。

結果は、平均心拍数65で正常。ただし、最小心拍数は38で、やっぱり徐脈です。ですが、不整脈なんかも全くなく、別途やっていた血液検査も全く正常らしく「治療のアイディアはありません」というコメントがついて結果が帰ってきました。

ちなみに、ホルター心電図の結果は、東大医学部に送られたらしくそこで検査するんですが、お医者は「東大の判断だ」ということを強調していました。まったく。東大と某医療機器メーカーのビジネスモデルにすぎないんですが。

結論。スポーツ心臓になってしまった、と思うことになりました。確かに最近は20メートルぐらい息継ぎ無しで泳げるようになってます。だからといっていいことが何かあるのかはわかりません。

いまでも、疲れはとれず、週末はダウンしてますし、今日も小一時間散歩して、もっと歩かないとね、と反省したり。

とはいえ、毎日運動をするというのは、スポーツ心臓になるとか、なにかしらのことはあるので、続けないとねと思いました。

今日の一枚

今日はこちら。

マッド・ハッター
マッド・ハッター

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チック・コリア ゲイル・モラン エディ・ゴメス ジョー・ファレル ハービー・ハンコック スティーブ・ガッド
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1996年ごろに、UNIXマシンのプロファイルに「最近のお勧めはMadhatter」と書いたら先輩に「何言っとるんじゃい! こんな古いアルバム!」と言われました。オリジナルのリリースは1978年。言われたのは18年後の1996年。いまはその19年後の2015年。これは、いわば、1948年に、「ああ、37年前に《ばらの騎士》の初演を観にドレスデンに特別列車に乗って行ったんだが、あれはいい思い出だ」と言っているのと同じです。今となってはクラシックです。

この半年以内にNHK-FMの「世界の快適音楽セレクション」で、このアルバムが紹介されました。この番組は、とあるお題についての音楽を紹介するという趣向の番組で、もう16年ぐらい続いているようですが、あの時のお題は「帽子の音楽」で、ファリャの三角帽子と並んで、このアルバムのなかからThe Madhatter Rhapsodyが紹介されていました。ジャケットのチックが帽子をかぶっているから、というのが選定理由でしたが、きっと選定された人がこのアルバムが好きだったから無理やり入れたに違いない、などと思ったりしました。

この最終曲The Madhatter Rhapsodyは、不思議な事にフロントであるジョー・ファレルがあまり登場しないので、ソロはキーボードのみ。で、ここではチック・コリアとハービー・ハンコックの二人がキーボードでソロを撮っているという寸法。ふたりとも、それぞれの持ち味をだしたソロでバトルしています。まあ、ぶっ飛んでるのはチック・コリアのほうです。

ちなみに、残念ながらこのアルバムはApple MusicにもiTunesストアにも収録されていないです。良いアルバムなんですが。

それではまた。お休みなさい。

Jazz

苦い思い出があります。今でも覚えています。

ハービー・ハンコックのDis Is Da Drumに収録されているButterflyという曲のことをどなたかと話をしたのですが、そのとき、Butterflyの初出であるThrustに収められたButterflyのことを知らず、きちんと話ができなかったのでした。

その方はDis Is Da DrumのButterflyはあまりいいパフォーマンスではない、とおっしゃったのですが、私はその後を継ぐことができなかったわけです。

その後、何かの折に、ThrustにおさめられたButterflyを聴きましたが、たしかにそちらのほうがよいですね。もっとも、その方が、ThrustのButterflyのほうがよい、ということをおっしゃろうとしていたのかは定かではありませんが。

(iTune では、The Essential Herbie Hancockに件のButterflyが収められています)

今日あらためて聞きましたが、よりジャズ的であり、ハービー・ハンコックののプレイも、よりハービーらいです。特に中盤以降のハービーのソロが絶品。けだるい雰囲気から徐々にピッチアップして、スピード感のあるソロへと移行していくあたりは、さすが、という感じです。

Apple Musicのおかげで、あらためて勉強になりました。

ちなみに、ハービー・ハンコックのアルバムでApple Musicに収められていないアルバムはいくらかはあるようですね。件のThrustというアルバムは、そもそもiTuneストアにもないようです。

Thrust
Thrust

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Herbie Hancock
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今日の東京地方は、少しは涼しい一日だったように思います。明日もそうなりますように。

それではおやすみなさい。グーテナハトです。

Jazz

どうも、最近ワーカホリック気味です。昨日も、諸事情により早く仕事場を離れましたが、気が滅入るといったら仕方がありませんでした。

ちなみに、アメリカだとこういうことのようです。あまり仕事ばかりしているのは評価されないようです。お国柄ですね。

ビジネスで成功している人は、起きている時間のすべてを仕事に費やしているわけではありません。彼らは週末には家族や友人と団らんしたり、運動や家事を行ったりします。仕事は大事ですが、家族や自分の健康も同様です。週末にはこういったことを優先して、仕事と家庭のバランスを取りましょう。

http://www.lifehacker.jp/2015/06/150606_success_habit.html

なかなかできないことです。

ちなみに、ご存知と思いますが、こういうウェブ上の情報を引用して紹介するのが、もともとのブログの役割のようです。ブログとはウェブログの短縮形なのですが、ウェブのログをとっておく、といった意味ともとれるでしょうから。

それが、2000年頃にあった日記サイトの代替となっていって、私が作っているこうした個人ブログが幾つもできた、ということになるのでしょう。

今日はこちら。

Like a River
Like a River

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Yellowjackets
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Yellowjacketsの1993年のアルバムです。もう20年前ですか。

このアルバム、爽やかでクリアな音作りですが、一筋縄ではいかない部分も多々ある魅力的なアルバムです。

ボブ・ミュンツァーのソプラノサックスがいいです。変拍子のナンバーであるAzure Moonも素敵。マイルスに捧げられたDeweyもいいですね。

20年前に買った当初は、全く理解できなかったのですが、そのうちにこのアルバムが一番大好きなYellowjacketsのアルバムになりました。

でも、そういうYellowjacktesを沢山聴いていたのももう10年ぐらいまえのことになってしまいましたね。

さて、90年代前半の音楽は、なにかオプティミズムに彩られたものに思えます。冷戦が終わり、インターネットなどのIT技術が発展を遂げ始めた時代で、未来が輝かしく思えた記憶があります。

こうした文章をウェブ上に公開する、という夢のようなことができるようになったのもこの頃です。

いまでも覚えていますが、自分でHTMLを書いて、インターネット上に公開した瞬間、大きな感動を覚えたのです。在野であってもこうして自分の意見を表現できる時代なのだ、と。それが、日本でいうと2004年ごろからのブログブームにつながっていたのでしょう。

今はブログは下火になっているのでしょう。代わりにFacebookやTwitterがそうした自分の意見の表明をする場になっているということになるのでしょう。

そういえば、今日読んだ梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」にも似たようなことが書いてありました。知識人とそれ以外ではなく、その中間層のようなものが生まれているのだ、という意見でした。2008年頃の意見ですが。そうした中間層のインフラがブログであり、Twitterであり、Facebook、少しまえで言うとmixiなのでしょう。

私の場合、それがゆえに、日和ってしまったということもあるのでしょうけれど。

せめて、私もアメリカ人に習って週末は健康的に過ごしたいものです。

ではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

Jazz

マイク・スターン。私が学生時代に聴いていたギタリストです。Bluenoteにも聴きに行きました。サインも貰いました。

で、やはり一番好きなアルバムがこちら。Time In Place。1988年にリリースだそうです。

Time In Place
Time In Place

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Atlantic Jazz (2005-01-04)
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マイク・スターンのアルバムには、必ず私の好きなサクソフォーンが入ります。このアルバムは、ボブ・バーグとマイケル・ブレッカーの二人。激しいメカニカルな曲ではマイケル・ブレッカーが吹き、叙情的なナンバーにではボブ・バーグが活躍します。

二曲目のTime in Placeが一番かなあ。叙情的な方のナンバーです。マイク・スターンらしいのびやかな音。そしてなによりボブ・バーグのすばらしさ。とくに、曲の終わりからフェードアウトまで続くバーグのソロは、実に歌っているのです。本当に歌っています。フェードアウトのその先まで聴きたいソロです。

その他にも、マイケル・ブレッカーが活躍する超弩級テクニカルナンバー、Chromazoneなどもいいっすよ。

そうか。このアルバムを私が聴いていたのは1995年なんですが、曲自体は80年代なんですね。

そんなマイク・スターンも今年の1月10日で62歳! 驚きです。時代だなあ。。

最近つとにおもう「倫理は贅沢品」。頑張らないとなあ。

寒い日が続いています。みなさま、どうかお身体によい週末をお気をつけてお過しください。

ではグーテナハトです。

Jazz

万年筆洗浄中。一晩つけます。

今日は完全休息日と決め、難しいことはしないことにしました。といいながら、万年筆の洗浄をして、プールで泳ぎ、iPhoneの予約をしました。風邪は徐々に治ってきていますが、体の怠さは取れず。全く。写真は万年筆の洗浄風景。

近頃思うのは、まとまった時間なんてとれっこない、ということ。細かい時間でもいいから、積ん読をしたり、細々とものごとをEvernoteに書き留めて行くしかないなあ、と思います。

最近の悩みは、iPodの音が飽きたらなくなってきたこと。昔は、192KbpsでCDを録音していましたが、そのせいでしょうかね。というわけで、試聴きということで、こちら。ビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビー。1961年7月25日にニューヨークビレッジバンガードでの録音。

このアルバムは、Appleロスレスで録音し、ゼンハイザーのHD600で聞いています。音質は、うーん。どうかな、というところ。音質については、相対的な評価しかできなかったり、「慣れ」とか「飽き」という要素もあります。評価や判断は主観的なものと思います。突き詰めるとオカルトになります。

本当にこのアルバムのスコット・ラファロの画期性が全てなんでしょうね。

実は、あまり人に買っ立ったことはありませんが、私は、高校時代にビル・エヴァンスばかり聞いていたころがあります。私の父親のオムニバス盤をカセットテープに録って毎日のように繰り返し繰り返しウォークマンで聴いていたのでした。

そのほとんどがスコット・ラファロのベースだったはず。ですから、これがデフォルトでした。これがジャズ・ベースだと思ってしまったと言っても過言ではありません。ですので、この方の画期性が解るようになったのはずっと経ってからです。

これって、現在の幸福を認識することができない、というのと似ています。

これが普通と思っていましたので。例えば、同じ曲を、ジャズ研の若いベーシストとやると普通の昔風の曲にしかならないのですね。あれ、そういうふうなラインだとぜんぜん違うじゃない、みたいな経験が何度かありました。いや、あっているのですよ、ラインとしては。ですが、こうはならないのですね。名だたるベーシストの方々が何を負っているのかをスコット・ラファロを聴いて理解した気がします。って、ことを本物のベーシストと話したことはありませんが、どうなんでしょうか。

ワルツ・フォー・デビイ+4
ビル・エヴァンス
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今日は早寝します。みなさまの明日も充実した一日でありますように。おやすみなさい。グーテナハトです。

Jazz

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昨夜は、ジャム・セッション。大泉学園のIn Fにおじゃましました。通算4回目の参加になります。ありがたく参加いたしました。

今回は、最近FBでつながった15年ぶりの友人K君も一緒に。K君のドラムは昔から変わっておらず、律儀でタイトで演奏しやすかったです。ボンゴもバッチリ叩いていました。ずっと続けていたそうで、やはり楽器はやめちゃいけないんだ、と思いを新たにしました。

ちなみに、私の方は、昔から変わらずフュージョンみたいなのやりたいんだね、と言われました。ごめんなさい。

今回は大人気ない演奏で、ご迷惑かけまくり。ついつい熱くなって走ってしまいました。あとは、音がいまひとつでした。もう少しエッジを効かさないと。

それから、メンツが若い方ばかりで、いい刺激をたくさんもらいました。若いっていいっすね。まだ夢も可能性もたくさんあるし。これは、能力云々というのもありますが、それよりむしろ残りの人生の長さのことです。

まあ、残りの人生の時間というのはあくまで相対的なものですから、その場その場で全力を尽くすのが吉です。私も最近そう思うようになりました。

来月は難しそうですが、またいかないと。その時に備えて練習します。

それではみなさま秋の夜長をお楽しみください。グーテナハト。おやすみなさい。

Jazz

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私は充電マニアです。ガジェットが充電されているのを見るだけで癒やされるのですね。この画像はフィクションではなく、全部わたしのもの。先日記念に撮りました。アホですね。でも、右上の銀のiPodClassicは充電されてませんね。すいません。

今日の一枚。

Look of Love
Look of Love

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Diana Krall
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発売当時ジャケ買いしました。ほんとすいません。でも、その他にも理由はありました。このアルバム、あのクラウス・オガーマンが入っています。だからオーケストレーションが最高です。あのぶつかる不協和音。マイケル・ブレッカーとやったCity Scapeを思いだします。ダイアナ・クラールは低音の美しいアルトです。

データを見ると、そうそうたるメンバーなんですね。そうか。これ、ロンドン交響楽団だったんだ。。

こちらはYoutube。オケ付。ホルンとフルートのあたり具合が最高。これがクラウス・オガーマンのアレンジです。最高・

ではそろそろ眠ってわたしも充電します。みなさま、おやすみなさい。

Jazz

人間レーダ

最近、気圧が下がると頭痛が起こるようになりました。これが人間レーダーってやつか、って感じです。私の友人のご兄弟で、南海上に台風が発生すると頭痛する、という方がいらっしゃいます。台風を察知する頭痛に私もなってきたのでしょうかね。

天気図を見ると、残念ながら本日時点で台風は発生していませんので、私の偏頭痛はまだ台風を捉えるまでに至っていません。しかしながら、どうやら 現在太平洋を制振している低気圧か、日本海にいる低気圧をキャッチしているようです。あるいは北太平洋の低気圧でしょうか??

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今日の一枚

今日の一枚はこちら。チック・コリアのペイント・ザ・ワールドです。チック・コリアのエレクトリックバンドの系譜で言うと、事実上最後の一枚です。このアルバム、第二期エレクトリックバンドということでリズム隊が入れ替わっています。ベースのジミー・アールの音が個人的には好きです。

そのなかでもCTAという曲がありますが、これが循環コードです。OleoやAntholopologyと一緒。それをエリック・マリエンサルがメカニカルにふきまくるのでたのしいったらありはしません。ついつい鼻歌で歌ってしまいます。

Paint the World
Paint the World

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Chick Elektric Band II Corea
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そのエレクトリックバンドのライブはこちら。ジミー・アールも登場してます。そして、エリック・マリエンサルは本当に素敵です。この人のサックスの微妙なベンドが巧いんですよね。やり過ぎると演歌っぽくネバネバしてしまうんですが、なんだかツヤのようなものだけが残ったピッチベンドだと思います。

今日も短めです。おやすみなさい。

Jazz

はじめに

8月も半分過ぎ去りました。今年もあとわずか?ですね。今日も明日も久々に予定がない日でした。ここぞとばかりに家でやるべき予定をたくさん入れてしまいました。とほほ。もちろんカラオケボックスでオーボエの練習もしました。最近はサックスも一緒に持っていくことにしています。やはりサックスの音は変わった気がします。オーボエをやるようになってから、のどの使い方や腹筋の使い方がずいぶん変わった気がします。そのせいかと思います。そうなるといいなあ、とこっそり期待をしていましたので、期待通りになりうれしい限りです。

I Will Say Goodbye

今日もビル・エヴァンスを聴きました。1977年のアルバム、I will Say Goodbyeです。

I Will Say Goodbye
I Will Say Goodbye

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Bill Evans
Ojc (1990-06-30)
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このアルバムを買った理由は、Seascapeが入っているからでした。この曲はWill and Rainbowというアルバムの中でボブ・バーグが哀切なソロを取っています。衝撃を受けて、ぜひにもと10年ほどまえにバンドでやりましたが、いやはや難しくって。。

Over Crystal Green
Over Crystal Green

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ウィル・アンド・レインボー
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さて、本題に戻って、I Will Say Goodbyeですが、夏に聞くにはピッタリな曲がたくさんです。ハービー・ハンコックのDolphin Danceは特に。エディ・ゴメスのベースソロの微細なビブラートが涼感を誘います。ビル・エヴァンスは改めて聞くと、旋律的に歌わせているのではなくスケールとパターンを組み合わせるのですね。何が旋律で、なにがパターンで、何がスケールかというのは分解できないのですが。自分がアドリブソロをとるときに何をやっているのかを考えながら聴くと面白いですね、などと思います。

先日までチック・コリアばかり聞いていたんですが、最近はビル・エヴァンスになっている予感。まだまだ聞いていない音楽はたくさんありますね。

最近、どうも攻撃的になることが多いのですが、赤いものを身の回りに置きすぎているからではないか、と思いました。青色グッズにそろえてみるとどうなるか。。

ではおやすみなさい。