Opera

今朝は早起きできました。昨日は一昨日の山行の疲れもあって寝坊してしまいましたので、その分を取り戻さなければなりません。今日から仕事ですが、ちょっと忙しくなりそう。ブログの更新が出来るか少し不安ですが、今週も頑張りましょう。

と言うわけで、今週末に迫ったウェーバー「魔弾の射手」の予習を。図書館からクーベリック版を借りてきました。この版ですと、カスパールがルネ・コロさん、アガーテがヒルデガルド・ベーレンスさん、隠者がクルト・モルさんという感じで、最近聴いていたショルティ盤、サヴァリッシュ盤の指環的な布陣に思えてしまうのは僕だけですね。ベーレンスさんのアガーテも、ブリュンヒルデのイメージが強くて困ったものです。

クライバー盤よりも重心の低い演奏で、クライバー盤の流麗さに相対して、ドイツやベーメンの深い森を思い起こさせる正統的な演奏です。好みは別れるかもしれません。

ともかく、今週は、クーベリック盤とクライバー盤も聴き倒して過しましょう。

  • 作曲==カール・ウェーバー
  • 指揮者==ラファエル・クーベリック[←クベリーク]
  • 管弦楽==・バイエルン放送管弦楽団
  • オットカール==バリトン==ヴォルフガング・ブレンデル
  • クーノ==バス==ライムント・グルムバッハ
  • アガーテ==ソプラノ==ヒルデガルト・ベーレンス
  • エンヒェン==ソプラノ==ヘレン・ドナート
  • カスパール==テノール==ルネ・コロ
  • 隠者==バス==クルト・モル

Classical

昨日は、予定どおり山行してまいりました。詳しくは次回。今日は、どうにもこうにも上手くいかない一日でした。天気が良かったのですが、もう桜は散り始めています。

こういうときはモーツァルトですね。一ヶ月ほど前にも紹介しましたが、テイト氏が振るモーツァルトです。あまりじっとりとしない感じですし、すがすがしささえ感じます。どんよりとした気分にはとても良い薬になります。やはり昔もこういうときにこのCDに助けて貰ったなあ、と思いながら。

来週末はいよいよ魔弾の射手です。久々の新国立劇場はどうでしょうか? ともかく楽しむためにはそれなりの努力が必要であるということは自明のこと。今週も引き続き予習をしなければ、と思いながら過しています。ですが、たまにはモーツァルトで息を抜くのも許してくれるでしょう。

また一週間頑張りましょうかね。今日は短めですが、このあたりで。

Giacomo Puccini,Opera

 昨日(3日)も良い天気でした。東京の桜は、とうに満開になっていて、すこし散り始めている感じも。今週末はどうでしょうか。土曜日に、また某鉄道会社のハイキングのイベントに参加する予定で、しだれ桜を見られるとのこと。満開になっているのはソメイヨシノですので、観に行く予定のしだれ桜がどうなっているのかは分かりませんが、丁度見頃だと良いなあ、という感じです。

昨日(3日)は、またボエームです。先日のNHK定期公演のテレビ放映を録画したもの、結構愉しんで観ています。一旦第一幕まで終わりました。

 ああ、これは生演奏を聴きたかったかもしれません。テレビで見て、割と良い演奏ですので、実際に観に行ったらもっと感動するんだろうなあ。サンティさんの指揮は、テンポを押さえてタメを持たせるところがあって新鮮。僕のデフォルト盤であるカラヤン盤のような流れるような疾走感というわけではなく、むしろ見せ所をじっくりと見せてくれる感じ。地方のローカル線で、絶景拡がる場所でスピードを落としてくれる運転手みたいです(変な喩えですが……)。

マルチェルロのヴェネツィアさん、良いですね。コルリーネのルジツキさんも素晴しい。 芯があってつややかなバリトン。次の楽しみは、ムゼッタのワルツでしょうか。これから楽しみです。

  • ミミ==アドリアーナ・マルフィージ
  • ムゼッタ==パトリツィア・ザナルディ
  • ロドルフォ==イグナシオ・エンシーナス
  • マルチェルロ==ステファナノ・ヴェネツィア
  • ショナール==吉原輝
  • コルリーネ==グレゴル・ルジツキ
  • ブノア/アルチンドロ==パオロ・ルメッツ
  • 合唱==二期会合唱団
  • 児童合唱=東京少年少女合唱隊
  • 指揮==ネルロ・サンティ
  • 管弦楽==NHK交響楽団

 

 

Opera

年度はじめは、さすがに色々と忙しいですね。とはいえ、いろいろなチャレンジをし始めています。チャレンジするのは良いけれど、時間が足りません。困ったものです。

さて、NHKのクラシックロイヤルシート、先だっての「ボエーム」以来ちゃんとチェックすることにしました。以前は、猛烈に録画していたのですが、最近は選んで録画するようにしています。DVDばかり増えてしまって大変なことになっているので……。しかも見る時間がない。あ、iPodで見ればいいのか……。

「ドン・ジョヴァンニ」は、ザルツブルクの公演で、指揮はダニエル・ハーディング。2006年8月ですね。これは録画いたしましょう。

サンティ氏がN響を振った「ボエーム」を20分ばかり観賞。ミミが現れるところまで。サンティ氏の指揮は結構速度を動かしていてダイナミズムを感じることが出来ます。「ボエーム」は、今まで一番多く見たオペラだと思います。それほど好きな曲だと言うことになります。演奏会形式で、サントリーホールのホールオペラのような演出もありませんが、それでも良いですね。これからが愉しみ。

 

Richard Wagner

今年も桜の季節がやって参りました。

週末が良い天気だったので、近所に写真を撮りに行きましたが、ほぼ満開ですね。今週いっぱい持つかどうか……。というわけで二枚ほどご紹介します。

マクロレンズで取りました。

 

SAKURA2008

こちらは望遠レンズ。

SAKURA2008

どうも、桜の木全体を取るのが苦手なようです。ポイントをどこにするのかがまだ分からないからでしょう。今週末も時間をとれれば、写真を撮りに行くかもしれません。

さて、指環四部作のうち、最も苦手意識の強かった「ジークフリート」を聴いているのですが、カラヤン盤が結構良いかもしれません。特に第三幕の終幕へ向けて、ジークフリートとブリュンヒルデのダイアローグの部分が素敵です。ジークフリートが火の神ローゲの作った炎を乗り越えてブリュンヒルデと出会い、それまで知らなかった「恐れ」の感情を抱き、最後には二人は結ばれるわけですね。もちろん、その後の「神々の黄昏」の悲劇を知っているものにとっては複雑な思いを持たざるを得ません。

しかし、その悲劇も実は新しい世界の始まりを告げている。イエス・キリストが磔刑に処せられたのちに新しい世界が来た、という史観といっても良いでしょうか。言い過ぎでしょうか。脱線しました。

ヘルガ・デルネシュさんもジェス・トーマスさんも(不勉強で)初めて聴いたのですが良いですね。ヘルガ・デルネシュさんは、ヤノヴィッツさんのような透き通った声の持ち主。ジェス・トーマスさんの若々しい声は、純真無垢なジークフリートにぴったりですね。録音場所はベルリン・イエス・キリスト教会ですので、音もばっちり。やっぱり指環はカラヤン盤が良いのかなあ、などと。ショルティ盤はやはりすこし録音が古めかしい感じがしていますが、カラヤン盤はそう言う違和感もあまりないですね。カラヤン盤を聴けて幸福です。

 

  • 作曲==リヒャルト・ワーグナー[ヴァーグナー]
  • 指揮者==ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • 管弦楽==・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • ミーメ==テノール==ゲルハルト・シュトルツェ
  • ジークフリート==テノール==ジェス・トーマス
  • ブリュンヒルデ==ソプラノ==ヘルガ・デルネシュ

 

Opera

会社勤めをしていると、やはり3月31日から4月1日にかけてはいろいろとせわしない。辞める人、転勤する人などで、ごった返していて、なんだかソワソワした空気に職場が包まれます。まあ、今年は僕にとって大きな環境の変化はない。いや、変化は自分で作るものですね。

週末は「魔弾の射手」ばかり聴いていたので、少々ウェーバー疲れというのもあるし、この一ヶ月は「指環」ばかりきいていたと言うこともあって、どうにも「魔弾の射手」がしっくりと心の中に入ってこない。それで、昨日は「指環」を少しばかり聴いてしまいました。イカンですね。

と言うわけで、今日から再び「魔弾の射手」の予習を再開します。

しかし、ヤノヴィッツさんのアガーテの独唱(第二幕第八場、クライバー盤ではCD1のトラック16)は心に染み入りますね。ルカ教会の音響、ヤノヴィッツさんの磨かれた銀器のような高貴な美しさ。やっぱりヤノヴィッツさんは最高です。

素晴しいソプラノの方はたくさんいらっしゃいますが、今の僕にとってはヤノヴィッツさんのソプラノが一番感動的。リヒャルト・シュトラウスの歌劇「カプリッチョ」や、ベームが振ったDVD盤のリヒャルト・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」、カラヤン盤のワーグナー「ワルキューレ」などなどで、ヤノヴィッツさんの歌声を愉しんでいます。実演を聴いてみたかったです。もう70歳を過ぎておられますので、もう叶わぬ夢ですね。

Opera

そろそろ結婚式の季節が近づいて参りました。と言うわけで、昨年に引き続き今年もサックスを二次会で吹くことになってしまいました。それも、アルト・サックスはもちろんソプラノ・サックスのリクエストも……。二本持って行くですか……。

もう楽器は吹けない身体になっていると思うのですが、昨日夕方に少しマウスピースを加えてみるのですが、いやあ、アンブシュアが乱れきっていて、ほとんど音が出ないですねえ。近所迷惑なのでEWI(ウィンド・シンセ、T-SQUAREの伊東たけしさんなどが吹いている)で、ヘッドフォンをつけて練習。指がまわらないし、唇は疲れるし……。ちょっとこれは計画的に練習しないと駄目そうです。

昨日に引き続き、新国立劇場のキャストについて

  • 指揮==ダン・エッティンンガー
  • 管弦楽==東京フィルハーモニー交響楽団
  • 合唱==新国立劇場合唱団
  • オットカール侯爵====大島 幾雄
  • クーノー====平野 忠彦
  • アガーテ====エディット・ハッラー
  • エンヒェン====ユリア・バウアー*
  • カスパール====ビャーニ・トール・クリスティンソン
  • マックス====アルフォンス・エーベルツ
  • 隠者====妻屋 秀和

指揮者のダン・エッティンガー氏は、これまでもヴェルディ「ファルスタッフ」やモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」などを新国立劇場で振っておられます。私は数年前のファルスタッフを観に行ったことがありますね(昨年は所用で行けませんでした。チケットは取ったのですが……)。若手ホープのようです。今回は予習をしっかりして、どういう指揮をされる方なのかをじっくり聞いてこようと思います。

アガーテのエディット・ハッラーさんは、バーデン州立歌劇場にて、「さまよえるオランダ人」ゼンタ、、「ワルキューレ」ジークリンデ、「イドメネオ」エレットラ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、「ナブッコ」アンナ、「オテロ」デズデーモナ、「ホフマン物語」ジュリエッタなどを歌ってこられた方。2006年にはバイロイト祝祭劇場に「神々の黄昏」グートルーネ役でデビューされたそうです。実力派の予感。楽しみですね。

マックス役のアルフォンス・エーベルツさんはドイツのご出身。ザクセン州立歌劇場を中心に活動されていて、「ラインの黄金」ローゲ、「ワルキューレ」ジークムント、「ジークフリート」タイトルロール、「神々の黄昏」ジークフリート、「トリスタンとイゾルデ」トリスタン、「パルジファル」タイトルロール、「さまよえるオランダ人」エリック、「フィデリオ」フロレスタンなどを歌ってこられたそうです。バイロイトや、ベルリン・ドイツ・オペラ、ハノーヴァー立歌劇場などでもご活躍。期待してしまいますね。

そんな感じで、クライバー盤の魔弾の射手を聞いて予習中です。

Opera

人物相関図

<Der Freischütz

あらすじ

ボヘミア、オットカール伯爵の領地の森林保護管クーノの娘アガーテは、マックスと恋仲になっている。来る御前射撃大会で優勝すれば、マックスとアガーテは結婚する約束であった。ところが、マックスは第一回目の競技で敗れてしまう。

そのマックスに悪魔のザミエルが目をつける。すでにザミエルに魂を売っていたカスパールは、マックスを唆し、絶対に目標を逃さない魔法の弾丸の威力を見せつけ、狼谷へと誘う。というのも、カスパールは明日までに新たにザミエルに魂を売る人物を捜さなければ死ぬことになっていたのだった。

マックスは魔法の弾丸を得ようと、狼谷へ向かう。狼谷でカスパールと落ち合ったマックスは、カスパールがザミエルの指示で鋳造した魔法の弾丸を受け取る。アガーテは悪い予感がしてならず、従妹のエンヒェンはアガーテの気を晴らそうとしていた。

第二回目の御前射撃大会で、オットカール伯爵はマックスに鳩を仕留めるように命じる。マックスは既に魔法の弾丸を一つを残して討ち果たしていた。マックスは鳩を仕留めようとするが、アガーテはその鳩は私の分身なので撃ってくれるな、と叫ぶのだが、マックスは既に弾丸を発射していた。アガーテは倒れるが頭につけていた聖なるバラに守られたすかる。弾丸は鳩をそれて木陰に身を潜めていたカスパールに命中する。

伯爵は、マックスに事情を話すよう命じる。マックスは悪魔と契約したことを罪悪感を持ち、全てを告白する。伯爵はマックスを追放しようとするが、隠者が現れ、処罰を軽くするよう取りなす。伯爵も隠者に従い、マックスとアガーテは結婚することが許されたのだった。

 

Opera

新国立劇場の4月オペラ公演は「魔弾の射手」です(4月10日、13日、15日、18日、20日)。私もチケットを取りましたので行く予定です。と言うことで、予習といたしまして、クライバーの振る「魔弾の射手」を聴いています。

「指環」ばかり聴いていたこの二ヶ月ですが、ちょっと目先を変えて(とはいっても、ワーグナーが影響を受けた曲でもあり、全く関係ないというわけではないのですが)、しばらくは「魔弾の射手」で愉しんでいこうと思います。それにしても、やっぱりワーグナーばかりきいていたと言うこともあって、なんだか音が古典的で、フィデリオのようだな、と思うなあ。良い曲ですけれどね。

クライバーの指揮は素晴しい。序曲はもちろん、序曲が引けたあとの合唱が入ってくるあたり、ブレのないキレのある演奏でうなってしまいました。リズム感抜群で、オケも歌手たちも合唱もきちんと追随している。恐るべきアンサンブルです。それから、アガーテがヤノヴィッツさんですね。ここでもお会いできるとは本当に幸せです。ヤノヴィッツさんのいつもの透き通っていながら芯のある美しい歌声を聞けるとは! 感動でした。それからシュターツカペレドレスデンのサウンドも健在。もちろん録音はルカ教会。こんなに透き通ったほどよい残響音。このサウンドだけでも喜びでいっぱいになりますね。これがあるからクラシックを聴くのはやめられません。

三つリンクを貼りましたが、HMVが一番安そうですね。私が買ったときより安くなっていてショック。リブレットがついていないのかな??

  • 指揮者==カルロス・クライバー
  • 管弦楽==・ドレスデン国立〔歌劇場〕管弦楽団
  • 合唱==・ライプツィヒ放送合唱団
  • バリトン==ベルント・ヴァイクル
  • クーノ==バス==ジークフリート・フォーゲル
  • アガーテ==ソプラノ==グンドゥラ・ヤノヴィッツ
  • エンヒェン==ソプラノ==エディト・マティス
  • カスパール==バス==テオ・アダム
  • マックス==テノール==ペーター・シュライアー

予習を兼ねたあらすじのご紹介などは明日の予定です。

Opera,Richard Wagner

毎日20分ずつ観ていたサヴァリッシュ盤DVDですが、めでたくフィナーレを迎えることが出来ました。DVD自体の購入は4年ほど前になりますが、なかなか聴く機会がなくて、そもそもオペラの楽しみ方を知らなかったと言うこともあるのですが、ラックの肥やしになっていたのですが、昨年のはじめに「ラインの黄金」から「ジークフリート」を見終わり、今月から神々の黄昏を、毎日20分ずつ見てようやく完了です。長かったです。「神々の黄昏」の最後の和音がご褒美に聞こえてならないです。

ジークフリートはルネ・コロさんで、最初は違和感を感じていた衣装も、最後の方になってようやく気にならなくなりました。と言うか、隠れかぶとを被ってグンターに変装したときが一番格好良かったかも。歌唱は抜群です。ブリュンヒルデのベーレンスさんは、強力ですが、少し胃にもたれる感じもありました。ハーゲンのマッティ・サルミネンさんのハーゲンは毒々しさを出した歌唱・演技で、とても良かったですね。

演出は少し癖があって、未来と現代と過去が一緒くたになったもの、とでも言いましょうか。初めて見るものとしてはあまり適切ではなかったかもしれません。聴くところによればレヴァイン盤のDVDはワーグナーの台本に比較的忠実である、と言うことなので、ビギナーとしてはそちらを見たほうが良かったかもしれないです。レヴァイン盤はこちら。

ニーベルングの指環*楽劇
ニーベルングの指環*楽劇
  • 発売元: ポリドール
  • 発売日: 1999/12/22
  • 売上ランキング: 26659
  • おすすめ度 4.5

とにかく、(理解度はともかくとして)ある種、憧れでもあった指環を映像で見終わるという僥倖に恵まれました。今年の秋には実演にも触れられる予定。楽しみになってきました。