Classical

マーラー:交響曲第8番 マーラー:交響曲第8番
クーベリック(ラファエル)、アーロヨ(マーティナ) 他 (2005/09/21)
ユニバーサルクラシック

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昨日の午後はちょっと出かけたのですが、出先で軽い風邪の症状を自覚しました。身体がだるく、いやな眠気がとれない、のどがチリチリと痛む。せっかくのGWに風邪をひいてはかなわない、と思いまして今日はゆっくりと過すことにしました。

クーベリックが振るマーラーの交響曲第8番を聴いております。「葉っぱに埃がついたので水をかけて払ってやったでちブログ」で紹介されていたので、触発されました。ありがとうございます。

この盤の白眉は、やはりディースカウさんですね。第二部の歌が入ってくるところ、法悦の教父の独唱が良いですね。ディースカウさんの歌は、それとわかるぐらい個性的な歌い回しですね。ベーム盤カプリッチョの伯爵役もそうでしたし、クライバー盤トリスタンとイゾルデのクルヴェナールもそうでした。本当に偉大な音楽家です。
クーベリックの指揮はショルティ盤より早いです。一枚組であることからもその速さをうかがい知ることが出来ます。でもあまり違和感を感じることはありません。とても良い演奏だと思います。

このオペラ的交響曲はとても思い出深いものです。初めて聴いたのは中学生の頃で、ショルティ盤が生まれて初めて買ったCDだったのです。ショルティ盤をすり切れるぐらい(CDなのですり切れませんが……)聴きました。

マーラー:交響曲第8番 マーラー:交響曲第8番
ショルティ(サー・ゲオルグ)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (1999/06/02)
ユニバーサルクラシック

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何度も書きましたが、僕はショルティ盤でルネ・コロさんのすばらしさを知りました。ルネ・コロさんが歌うマリア崇拝の博士の独唱がとても魅力的です。それからショルティ盤はオルガンの音が良いのですよ。ちょっとリズムが狂っているような感じも受けるのですが、アフレコです。リンツのザンクトフリーリアン教会のオルガンをミキシングしたのです。このオルガンはブルックナーが弾いたオルガンなのだそうです。

8番については今までも何度か取り上げています。

http://shushi.s39.xrea.com/mt/2006/07/31-213953.php
http://shushi.s39.xrea.com/mt/2006/07/22-225750.php
http://shushi.s39.xrea.com/mt/2005/02/14-231402.php

僕にとっては、この曲の最高の瞬間は、マリア崇拝の博士の独唱と、神秘の合唱への導入、神秘の合唱だったりします。第一部も好きです。でも歳をとるに連れて、法悦の教父、瞑想の教父の独唱も好きになってきました。それから、少年合唱も好きですね。交響曲第3番の少年合唱も印象的ですが、8番の少年合唱もそれに劣らず魅力的です。

Opera

Richard Strauss: Capriccio / Sawallisch, Philharmonia Orchestra Richard Strauss: Capriccio / Sawallisch, Philharmonia Orchestra
Richard Strauss、 他 (2000/08/15)
Angel

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Capriccio Capriccio
Richard Strauss、 他 (2005/09/13)
Deutsche Grammophon

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 今日も良い天気。早起きをして近所のカフェに行って、本を読んだり文章を書いたりしました。昨日も行きましたので二日連続です。最近よく行っているカフェなのですが、「新豆主義」を謳っておられて、収穫後一年以内の豆を使用したり、山地、農園、品種がわかる品質の高い豆を使用したり、焙煎をお店でやられていたり(焙煎前の豆は傷まない(=生きているから)が、焙煎すると劣化していくのだそうです)、とこだわりのお店です。僕は、珈琲を飲み過ぎて体調を崩すことが多いのですが、この店ではついつい珈琲を飲んでしまいますね。ご夫婦でお店を切り盛りされているのですが、注文を受けてから豆をひいてドリップしているので、とても忙しそうです。応援したいな、と思いますので、休日にはちょくちょく出かけようかな、と思っています。
 
 そのカフェでカプリッチョを聴きました。昨日はベーム盤、今日はサヴァリッシュ盤と言う具合。第9場で、月光の音楽のモティーフが現れるのですが、そのとき歌われるのはオペラ賛歌とでもいうべき内容。月光の音楽の裏テーマは、詩と音楽の融合としての総合芸術であるオペラを讃えるモティーフなのですね。

 サヴァリッシュ盤はモノラル録音なのですが、古めかしさを感じさせない演奏ですね。録音されたのが1957年から1958年にかけてですので、サヴァリッシュさんは35歳ぐらいですね。その歳でシュヴァルツコプさんやホッターさんと仕事をされている。

 サヴァリッシュ盤の月光の音楽は、ベーム盤よりゆったりとしたテンポ取りで、豊かに歌い上げる感じ。執事は、ベーム盤よりもさらりとした歌い方。実は執事の歌がシュトラウスの全オペラの締めくくりなんですよね。シュトラウスの全オペラのリブレットの最後の最後です。

 シュワルツコップさんは、ヤノヴィッツさんより情感が出ている。伯爵夫人の心境を拡大鏡で見せている感じ。ヤノヴィッツさんはもう少し冷静です。どちらを取るか人それぞれかもしれませんね。私はどちらも好きですが。

 イタリア人が登場するあたりは「ばらの騎士」と似ていますね。

 カプリッチョには様々な引用があるそうなのですが、門外漢の僕にはそれをそれとして認識することはできません。ただ、イタリアオペラ風な旋律が幾つも登場している、ということがわかるぐらい。 名曲ライブラリーによると、グルックやラモーから引用されていると言うこと。その二人のオペラは聴いたことないですし楽譜が読めないのでなかなかわかりにくいのですが。頑張ろうっと。

それから、月光の音楽はシュトラウスの歌曲集「小間物屋の鏡」に似ているそうです。こちらも要チェック。

それではライナーからの写真を(もう50年経っているから良いでしょうか……)

Capriccio

若かりしサヴァリッシュさん。

Capriccio

録音風景。へー、こんな感じでレコーディングしたんだ、と言う感じ。今は歌手の方は防音ブースに入って歌われるのでしょうか? ポピュラー音楽だと、ドラムやサックスなどの生楽器はガラス張りの防音ブースに入ってあとで適宜ミキシングできるようにしますけれど……。

Capriccio

ベームさんとシュトラウス先生のツーショット。このお二人とても仲が良かったようですね。

Movie

踊れトスカーナ! 踊れトスカーナ!
レオナルド・ピエラッチョーニ (2005/09/21)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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踊れトスカーナ!(1998) – goo 映画

あー、面白かったですよ、「踊れトスカーナ!」。気分転換に、と思って午後の気怠い時間に見てみました。1時間半の映画なので、疲れることもなく爽快。イタリアらしいラヴ・コメディ。いろいろと小道具や会話に気を遣っています。「愛は、太陽と同じく、昇り沈む」なんていう言葉も出てきたりする。ブーメランは登場人物の再登場を示唆したり(そのまんまですか……)。余り詳しくは書きませんが、途中のはちゃめちゃなディナーの場面では一人で笑いっぱなしでした。面白かったですよ。
にしても、イタリア人はスペイン語分からないんですね。昔聴いた噂(都市伝説?)では、イタリア人とスペイン人はお互いがお互いの言葉をしゃべっていても、日本で言う方言の違いぐらいなもんなので、何とか理解し合えるのだ、と言うのがあったんですが、そうでもなさそう、というのがわかりました。
時代設定は1996年から1997年にかけてのトスカナ地方。フィレンツェにちかい田舎町です。田舎町だけあって、映像は古く感じられます。70年代と言われても分からない感じ。ですが、ばかでかい携帯が登場したりするので、ああ10年前のことなんだ、と言うのが分かります。

この連休、映画を5本見よう! と目標を立てたのですが、これで2本目です。あと3本。みられるかな?

Jazz

SAX

 昨夜は、会社帰りで少し疲れていたのですが、日曜日に行った近所の文化センターでまたサックスの練習をしました。前回はコード進行をPC上のDAWソフトで動かして練習していましたが、PCが重くて仕方がない(いわゆる重さが重いのです)ので、MIDIファイルをAACに変換して、iPodに載せて持って行きました。iTuneは、MIDIをAACに変換することができるのですね。感動です。
 それにしてもスタンダードナンバーの難しさといったら、という感じです。サックスを初めてもう15年で、そのうち5年ほどは吹いていませんので、実質10年ぐらいのキャリアだったりするのですが。まあ、プロになるわけでもないので、致し方ありません。余り自分を責めるのは疲れるのでやめました。ゆっくりつきあっていくことにしようと思います。

Miscellaneous

夢そよぐ風 夢そよぐ風
イリアーヌ (2004/05/26)
BMG JAPAN
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ここのところ疲れ気味で、音楽に正面から向き合えない感じ。いつもなら楽しんで聴けるプッチーニやシュトラウスにもそっぽを向かれている感じ。というより、「カプリッチョ」聴いて涙ぐむぐらい疲れているらしい。

年度が替わって、部署も変わって、忙しくなってきたからかなあ? それとも少し早い五月病だったりして。

でも、このアルバムを毎日聴いて英気を養っています。通勤は90分ぐらいかかるのですが、最後の20分間は決まってこのアルバム。帰宅するときも最初の20分は必ずこのアルバム。

イリアーヌ・イリアス「夢そよぐ風(Dreamer)」です。

以前にも紹介しました。

http://shushi.s39.xrea.com/mt/2004/05/04-232357.php

曲のラインナップです。

  1. Call Me
  2. Baubles, Bangles And Beads
  3. Photograph
  4. Movin’ Me On
  5. So Nice
  6. That’s All
  7. Tangerine
  8. Dreamer
  9. Time Alone
  10. Doralice
  11. A House Is Not A Home

 特に、冒頭Call MeとPhotographのアンニュイな感じ、たまりません。それからBaubles, Bangles And Beadsの洒脱な感じ。いいですな。

サックスは、もちろんマイケル・ブレッカーです。さっきサックスの練習をしていたときに、Call Meを聴きながらブレッカーの真似をしようとしたのですが、どだい無理な話でした。Call Meって、冒頭で激しく転調するのですが、この転調であのメロディアスなフレーズを吹けるだなんて、本当にマイケル・ブレッカーは偉大だと思います。あまりに偉大すぎるので、自分が矮小にみえて、また落ち込んだりして。

Youtubeで、イリアーヌがCall Meを歌っている映像を見つけました。CDの音源よりフェイクしている感じ。シンプルなカルテットですが、CDの音源は、オケもサックスも入ってますからね。この映像よりももっと充溢していますよ。

Classical

なんどかこのブログでも描いた覚えがあって、いまさら、という感じもするのですが、ロシア五人組といたらこのCDについて書かずにはおられないのです。

514F84KRKEL

もうこのCDとの出会いも何度も書いたような気がします。一連のチェリビダッケ盤がEMIから市場に出回り始めたのが1997年末から1998年にかけてだったと記憶しています。ぼくがタワレコでクラシックCDを気が狂うようなペースで買いあさっていた頃でした。

そ れで、渋谷のタワレコでいつものようにCDをあさっていたら、流れていたのですよ、チェリビダッケのテンポの遅い「プロムナード」が……。度肝を抜かれま した。こんな遅い演奏、ありなんだ、って。それまでに聴いていた展覧会の絵は、カラヤン盤とジュリーニ盤でしたので、こんなにトリッキー(?)なテンポ 取りすること自体信じられなかったのです。こんなのありなんだ、と思うと共に、これってめちゃくちゃ格好がいいんじゃないか? と思ったわけです。ここま で遅いテンポで、これだけグルーヴ(?)できて、激しく歌っている演奏をするチェリビダッケはすごい! と思い、ボックスCDを買いにレジに走っていったわけ です。

それ以来、チェリビダッケの演奏、特にブルックナーを振った演奏にしばらくのあいだまるで金縛りにあったような気分で聴いておりま した。ブルックナーのテンポの遅さもやはりすごかった。でも歌ってるんだよなあ、チェリビダッケの演奏は。遅いテンポをとるにはそれなりの難しさがあると いうのは、ジャズコンボでフロント取っていたのでよくわかる気がするのですが(もしかしたらクラシックでは違うのかもしれませんが)、遅ければ遅いほど、曲の細部が拡大さ れて、素っ裸状態になるわけですよ。ごまかしのきかない世界。そこでチェリビダッケは雄々しく闘っているのだなあ、と思ったわけです。

そういう意味では、チェリビダッケの世界に誘ってくれた僕にとっては思い出深い盤がこの「展覧会の絵」だったというわけです。

ムソルグスキーのことというより、チェリビダッケのことになってしまいましたが……。趣旨とは違う感じで申し訳ありません。

Classical



森麻季さんのリサイタルに行くことにしました。7月4日水曜日です。四つの最後の歌(ピアノ伴奏盤)が聴けるようです。楽しみです。
7月4日のタケミツ・メモリアルでの公演は、まだチケット残っているようなのですが、一番ランクの低い座席は、舞台奥のP席でした。ということは、森麻季さんの背中を見て音楽を聴くという恰好、これは少々いただけませんね。ですので、下から二つめのランクの席を取りました。

他にも公演あるみたいです。詳しくは以下のリンクからどうぞ。

森麻季さんリサイタル

Miscellaneous

SAX

今日は予定通り近所の市民文化センターの会議室を借りて練習しました。最初の一時間ぐらいは快調。といても細かい指使いが全く駄目ですが……。そのうち、パーティションで区切られただけの隣の部屋にガールスカウトの女の子たちが入ってきて会合を始めてしまいました。うーん、音が筒抜けというのはこういうことを言うのだなあ、と……。でも気にせず吹きましたけれど。でも二時間でギブアップ。アンブシェアが弱っているので、すぐに音が不安定になってしまう。課題多し。まあ、今日のところはとりあえず曲をさらえたのでいいかな、と。頑張ろう、っと。

Movie

ハリー・ポッターと賢者の石 特別版 ハリー・ポッターと賢者の石 特別版
ダニエル・ラドクリフ (2003/11/29)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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GW一日目
なんと早朝5時45分に起床。洗濯物を干して、軽い食事を作って近所のカフェへ。本を読んだりしてお昼頃に帰宅。珈琲を飲み過ぎて少々疲れ気味。やはりカフェインは控えめにした方が……。軽い食事のあとちょっとした午睡を。午前中は晴れていた空は、あっという間にねずみ色の厚い雲に占領され、雷鳴とどろき大粒の雨が降りしきっている。

午睡ののちに、予定通りパソコンの調性をする。古いPCからハードディスクを取り出して、メインマシンに追加。BIOSのブート設定などをかえたりして、何とか終了。予定の半分まで行きました。あともう一踏ん張りです。

さて、そのハードディスクのなかから、昔公開していた古いウェブサイトのデータが発見されました。いまから12年前にやっていたバンドのホームページ。インターネット草創期に作ったサイトだったのだが、いろいろ事情があって閉鎖したもの。HTMLをエディタで打ちこんで作っていたなあ。まだブログなんて全くない時代ですよ。懐かしいなあ。この4年間ぐらいデータを紛失していたので、どこに行ってしまったのだろう、と少し気になっていたのだが、出てきて本当に良かった。まだ大学を出たての頃の自分に出会った感じ。面映ゆいような、恥ずかしいような……。

明日サックスの練習に出かけるので、その準備。コード進行のMIDIファイルを作ってみる。明日は四曲ほど練習できるかな、と……。久々に思いっきり吹くので楽しみです。

今更で本当に申し訳ないのですが、ハリー・ポッターを見ました。本を含めるとおそらく10年ぐらいのディスアドヴァンテージでしょうか。なるほど、これは流行ってしかるべき。音楽がジョン・ウィリアムズ氏の作風、特にスター・ウォーズにそっくり、と思っていたら、音楽は、ジョン・ウィリアムズ氏でした。やっぱりね。

きょうは、そういうわけで、予定通りの一日。明日も予定通り過ごせると良いなあ。

Photo

yuuyake

今日は本当に綺麗な夕焼けでした。プルースト的に言えばモーブ色の夕焼けと言った風情。携帯のカメラで咄嗟に撮ったのですこしざらついていますけれど、色はこんな感じだったと思いますよ。明日は天気がよさそうですね。