もうひとりのジークフリート──新国立劇場バレエ「白鳥の湖」

新国立劇場でバレエを見てきました。チャイコフスキーの「白鳥の湖」です。 「白鳥の湖」は組曲版では小さいころから親しんでいたのですが、全曲版を聴くのは初めてでした。あの有名なオーボエの旋律が、悪魔「ロッドバルト」のライト・モティーフだったのですね。

今回の版では、白鳥に変えられたオデットが、最後には呪いが解けてジークフリート王子と結ばれるというハッピーエンドだったのですが、ウィキによれば、原典版ではジークフリートとオデットが呪いが破られないことに絶望して湖に身を投げるという悲劇的な終わり方をしているようです。最終曲で悪魔「ロッドバルト」のライトモティーフが短調から長調に転調していきますので、音楽的にはハッピーエンドでも納得がいったのですが。

これで、チャイコフスキーの三大バレエは全曲制覇(←意味レス(笑))。

  • 2004年「眠りの森の美女」@ミュンヘン州立歌劇場
  • 2007年「くるみ割り人形」@新国立劇場
  • 2008年「白鳥の湖」@新国立劇場

一番感動的だったのは、「眠りの森の美女」でしたでしょうか。虚構の美的世界が、現実界に大きくせり出してくるのに衝撃を受けました。音楽的には「くるみ~」が一番好きですね。上演もクリスマスのころで、祝祭的ムードですし。「白鳥の湖」は、組曲版を聴き倒していたころから少し苦手めではありました。組曲版は、カラヤンとベルリンフィルの演奏をグラモフォンのカセットテープで、聞いていたものです。なつかしいですねえ。もう何十年も前のことです。

実は中劇場では、同じ時間に若杉弘さんが「ペレアスとメリザンド」を振っておられたのですが、都合でそちらは断念。新国立劇場の大劇場(=オペラパレスですか)は5月10日の「軍人たち」以来でした。劇場に入った途端に思い出したのが「軍人たち」強烈な印象で、あそこにジャズコンボがいて、スピーカーが随所に設置されていて、なんて感じでした。

もうひとりのジークフリート──新国立劇場バレエ「白鳥の湖」” への2件のコメント

  1. こんにちは。
    チャイコフスキーの三大バレエを、全曲版ですべて聞かれたわけですね。
    いいですね!そして羨ましいです。
    三大バレエは組曲版を持っていますが、いずれ全曲版をCDで買いそろえたいと思っています。

  2. よんちゃんさん、コメントありがとうございます。三大バレエを見られたのは結構嬉しかったです。ありがとうございます。組曲盤にはない未知の白鳥の湖には驚きました。くるみ割り人形の全曲盤は持っていたのですが、白鳥の湖の全曲盤は録音を持ってなかったと言うこともあって、新鮮な気分で楽しめました。バレエもオペラに劣らず楽しいですが、やはり舞踊が主役ですので、観客の反応などが微妙に違っておもしろかったです。

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