バルトーク:管弦楽のための協奏曲、中国の不思議な役人 ラトル(サイモン) (2002/11/20) 東芝EMI |
バルトーク/バレエ音楽「中国の不思議な役人」作品19を、ラトル指揮のバーミンガム市響で聴いてみました。前回に続いて憂鬱な時に聴いてはならない曲でした。
簡単なあらすじ。登場するのは少女ミミ(ボエームではありません)と三人の悪党、そして不気味な役人。悪党たちは少女ミミに役人を色仕掛けで誘惑させ、金をせびりとろうとしています。ミミを抱擁しようとする役人を三人の悪党は殺しにかかりますが、ナイフを突き刺しても首をつるしても息絶える様子はありません。ついに役人はミミを抱擁するのですが、とたんに役人は息絶えてしまうのです。
なんとも頽廃的なあらすじで、曲を聴いて心がかき乱されるのはやむを得ないですね。若きラトルがバーミンガム市交響楽団を振っているのですが、若々しいだけに激しく情熱的な演奏なのでした。
ところで、最近思うのはラトルにも当たりはずれがあるのだ、ということです。もちろん、ラトルのすばらしい演奏に当たることのほうが多いのです。ちなみにこのCDは当たりでした。
参考文献
- 箭田 昌美 「「中国の不思議な役人」の不思議な物語」
<http://www.shinkyo.com/concerts/p181-3.html>
新交響楽団ホームページ<http://www.shinkyo.com/index.html>
(アクセス:2006年11月25日) - 「バルトーク」(2006年11月15日 (水) 01:23 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
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