静謐な土曜日──今日はジャズです
静謐な土曜日の朝は思ったより早く眼が醒めて、ちょいとPCと戯れていました。少々時間を無駄にした気もしますが、楽しかったのでよしとしましょう。午前中はいつものカフェで仕事。なかなかはかどりませんが、そんなに簡単にはかどるような仕事でもないので致し方がないですね。
そのカフェには、ある有名な作家がいらっしゃることがあるのですが、今日は初めて少し言葉を交わしました。さすがに作家として何十年ものキャリアをお持ちの方ですので、オーラが違う。そして若々しくていらっしゃる。吉田秀和さんもそうですが、文筆を職業としていらっしゃる方にもお元気な方は何人もいらっしゃるのですね。
さて、今日は久々にジャズを聴いています。これにはわけがあって、以前にも書いたかも知れませんが、来月、後輩の結婚式の二次会でジャズ・コンボをやることになったということで、一年ぶりぐらいにアルトサックスを引っ張り出して練習をしていたのです。
しかし、あまりの衰えに呆然としています。フィンガリングはまだマシなのですよ(でも全然だめですが)。致命的なのは、30分吹いたらもうアンブシェアを作ることが出来なくなったこと。口の周りの筋肉に全く力が入らなくなります。従って、音もでなくなります。まずいですね。
ともかく、この状況を打開するには毎日アンブシェアを鍛えなければならないと言うこと。EWI(Electric Wind Instrument:ウィンドシンセサイザーです)を毎日吹いて鍛えましょう。退路は既に断たれていますので、立ち向かいます。
と言うわけで、チック・コリア(Chick Corea)のThree QuartetsというアルバムのなかからConfirmationという曲を聴いておりました。ピアニストのチック・コリアは実はドラマーでもありまして、チックとマイケル・ブレッカーのデュオでバップの名曲Confirmationが延々と演奏されます。こんなの聴いたら、もう楽器を触りたくなくなってしまいますが、そこは抑えて、聴いていました。
この曲、セッション曲なので、いろいろな場面で演奏されることが多く、アルトサックス奏者にとっては必達の演奏曲だったりするのですが、すでにテーマが吹けなくなっている……。楽譜も見あたらないので、ともかくマイケル・ブレッカーと一緒に吹くこと数十回、ようやく覚えてきましたが、まだまだですな。明日、バンドリーダーから大目玉を食らわないことを祈るだけです。っつうか、これからEWIで練習しますか。
明日は1年ぶりのバンド練習。しかも三時間。どうなることでしょうか……。詳しくは明日。
ともかく、Three Quartetは素晴しいですよ。Quartet No.1とNo.2-Part2が秀逸。チック・コリアの流麗なソロ、マイケルブレッカーの雄々しい咆吼、エディ・ゴメスの神業的ベースソロ。いいですねえ。大学の合宿に行ったとき、必死にQuartet No.1をコピーして演奏しました。ブレッカー好きは必携のCDと言っても過言ではないでしょう
ディスカッション
しーさん、コメント有り難うございます。お返事遅れて申し訳ありません。昔で言うフュージョン系の音楽をやっておられたのですね。ステップス(アヘッド)は難しいですね。Young and Fineを演りましたが、難しかったです。チックは、Three Quartetとか、Humpty Dumptyを演りましたが、難しいことこの上ない感じでした。昔はもっと吹けていたような気がしたのですが、スタンダードを吹くだけでひーひー言っています。
私も学生時代軽音楽部でギターを弾いていました。
クルセイダーズ、やサンボーン、グローバーワシントンJr
などやっていました。
ステップスアヘッドやチックコリアが難しかったですね。
私も学生時代は一日中練習してましたが、いまではさっぱりです。
しーさん、コメントありがとうございます。Three Quartetsは本当に難しかったです。No.1は、おっしゃるとおり裏と表が混在していて苦労しました。本当に難しい曲でした。もう二度と吹けないです。Confirmationは、最初の版では入っていなかったようですね。しかし、あの曲のブレッカーソロは格好良すぎます。バップ吹いてもあれですからね……。あれ聴くと、自分の演奏がゴミきれのように思えて仕方がなくなります。
しーさんも楽器をやられていたのですか?
私も学生時代よく聞きました。
コンファメーションは未発表曲で後のCDで聞けるようになったんですよね。
アルバムの最初の曲が裏拍から入るのにしばらく時間がかかった思い出があります。