歌手の声の種類と配役について その2 メゾ・アルト篇
執拗に桜。だが、美しすぎる。桜がなぜ美しいか。それは緑色の葉っぱなしで咲くから。従って、葉桜ともなるとその魅力は減じてしまう。
今日は二日目。そのとして、メゾソプラノ、アルトについてのまとめ。
ドラマティック・メゾ・ソプラノ
- <コジ・ファン・トゥッテ>ドラベッラ
- <ドン・カルロ>エボリ公女
- <リエンツィ>アドリアーノ
- <タンホイザー>ヴェーヌス
- <ローエングリン>オルトルート
- <トリスタンとイゾルデ>ブランゲーネ
- <ラインの黄金>フリッカ
- <ワルキューレ>フリッカ
- <神々の黄昏>ヴァルトラウテ、ヴェルグンデ、第二のノルン
- <パルジファル>クンドリ
リリック・メゾ・ソプラノ
落ち着いた、低域の安定した声。
- <ヘンゼルとグレーテル>ヘンゼル
- <蝶々夫人>スズキ
- <さまよえるオランダ人>マリー
- <ニュルンベルクのマイスタージンガー>マクダレーナ
- <ラインの黄金>フロスヒルデ
ドラマティック・アルト
起伏のある表現が可能な低い声。
- <サムソンとデリラ>デリラ
- <トロヴァトーレ>アズチェーナ
- <ラインの黄金>エルダ
- <神々の黄昏>ヴァルトラウテ、第一のノルン
ティーファー・アルト
最低音域の女声。暗い色彩を求められることが多い。
- <仮面舞踏会>ウルリカ
- <ジークフリート>エルダ
- <神々の黄昏>第一のノルン、フロスヒルデ
わたしが新国で見たエレナ・ツィトコーワはドラマティック・メゾ・ソプラノであるはず。おそらくここには、「ばらの騎士」オクタヴィアンも分類されるでしょう。アンネ・ゾフィー・フォン・オッターもドラマティック・メゾ・ソプラノでしょうか。クリスタ・ルートヴィヒは、ドラマティック・メゾ・ソプラノですし、「蝶々夫人」でスズキも歌っていますので、リリック・メゾ・ソプラノとも言えましょうか。
ちょっとこのまとめは勉強になります。
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