2012/2013シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera

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先日の新国立劇場の「セビリアの理髪師」の演出。二回目なんですが、今回はいろいろ気づくところがたくさんありました。

そのうちのひとつ、面白かったところが序曲の部分です。

あそこでは、登場人物達が一人ずつ登場して、舞台の最前部でマネキンのように動きを止めます。最後にフィガロが登場するのですが、フィガロが合図するごとに、登場人物達は操り人形のように動き出し、また合図をすると動きを止めます。

なんだか、マネキンと言うよりフィギュアが登場したような感じでした。私はフィギュアは持ってませんのでよく分かりませんが、華やかな衣装を着けたキャストが人形のように立っているので、そう思えました。

フィガロがフィギュアのような登場人物達を操るのは、フィガロがこの物語の狂言回しだからでしょうか。にしては、劇中ではメタフィクション的な動きが見えませんでしたね。

一昨年の「コジ・ファン・トゥッテ」では、アルフォンソが狂言回しでしたので、途中で登場人物達の動きを止めてコントロールするシーンがありましたが、そうした動きはなかったと思います。席が前すぎて俯瞰できなかったのかも。。

何れにせよ、演出は本当に面白いです!