73年三羽烏という言葉があるそうです。辻邦生、加賀乙彦、小川国夫の三名をさしてこういうのだそうですが、この方々は1973年に純文学界で活躍したということで、辻邦生「背教者ユリアヌス」、加賀乙彦「帰らざる夏」、小川国夫「或る聖書」が話題になったからだそうです。
この言葉はネット上ではウィキペディアに存在するのみ。それ以外ではあまりさしたる情報が出てきません。
もう一つは小谷野敦さんの「現代文学論争」のフォニイ論争の項目において取り上げられています。
というわけで、フォニイ論争のことを考えなければなりません。少し気が重いですが、いつかは考えなければなりませんので。