Miscellaneous

年の瀬が光速で迫っています。

ほんとうに今年はたくさん勉強できた一年間でした。どんなことであろうとも、マイナスになることはないのでしょう。

それでもなお、大切なことを見うしなうことなくことにあたらないといけない、と思います。

辻邦生「言葉の箱」から。

いいですか 。このことを忘れてはいけません 。あなた方一人ひとりの大事な一回こっきりの人生ですからね 。一回こっきりですよ 。二度も三度も生まれてこないんですから 、一回こっきりの大事なきょうのこのときだと思うんですよ 。こんなに大事なときに 、あしたもあればあさってもあれば 、きのうもあったし 、きょうなんてどうでもいいや 、ではダメなんです 。この一回こっきりの自分というもの 、自分のいまの世界を本当に大事にしてください 。

この一カ月、リマインダーにこの言葉を入れて、読めるようにしていたつもりでしたが、リマインダーを見る暇もないほど時間がありませんでした。

ようやく、今週に入って見直しました。

一体、望んだ一年を送れたのかなあ、とこの言葉を読みながら考えますが、確かに、たくさん勉強したけれど、その結果はまだよくわからないなあ、と思いました。

まだ今年は続きますが、今日からすぐに仕切り直さないと。

みなさまも良い年の瀬をお過ごしください。

おやすみなさい。

Miscellaneous

一ヶ月続いた風邪もやっと抜けました。風邪は辛かったです。

いい時も悪い時もある。いまはどちらかは、今わかることもあれば、先にならないとわからないこともある。

それで撮った写真。

朝日の中に、黄葉が光り輝いていました。装飾品のようなきらめきに心が打たれました。ただ、これから散りゆく運命にあることも確かです。枝からは、すでにだいぶんと葉が散っています。それは去り際の美しさ。あるいは惜別の感覚。その向こう側にある高層マンションでは、変わらない日々の生活が営まれていることでしょう。その中で、まるで、気づかれることなくひっそりと去りゆく名優のように、黄葉は散りゆくのでしょう。

こう言う美しさも、単調な生活の中で大切にしなければ、と言うことなんだと思います。

辻邦生なら、きっと写真に撮ることなく、文章だけで表現するでしょう。加賀乙彦さんは、先だっての夏の講演で、辻邦生が旅先で写真を撮ることなくただただ風景を書き連ねていた、と述べておられました。「ピアニストがピアノを毎日弾くように」、辻邦生は絶えず書いていたと言うことです。

さすがは師走。寒い毎日。インフルエンザも流行りだしました。みなさまもお気をつけて。

おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

冬。最後の黄葉。素晴らしい冬の快晴の一日でした。関東のこの快晴は、寒い冬の中にあって唯一の楽しみです。

早く夏になってほしいですが、この光を見ると関東の冬も捨てたものではない、と思います。

今月も忙しそうな毎日になりそうです。そこで何ができるのか、で真価が問われるのだと思います。

寒い日々が続きます。みなさまも、お身体にお気をつけて。

Miscellaneous

Photo
連休が終わりました。今年はもう連休はありません。勤労感謝の日は木曜日。天皇誕生日は土曜日です。週末は家の仕事で忙しく、

写真は、先月末のもの。秋晴れの太陽に木が照らされています。

昔は、雨の日が好きだったはず。大学受験の年の梅雨、雨降る中池の畔でしばらくぼーっと雨を眺めていたのを思い出します。社会人になってからは、室内の仕事ばかりでしたので、逆に太陽が恋しくなりました。太陽の光が差し込むのを快く思わない方もいるわけで、ブラインドを閉められたりすると本当に悲しくなります。今でもそうです。前にも書きましたが、狂ったように一日中太陽の光を浴びるのが夢です。

あすからまたルーチンな日々。また仕事場への電車の中で、本を読んで、音楽を聴いて、ものを書く日々がまた始まります。

それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

Photo

晴れの特異日の11月3日。やはり晴れました。紅葉がきらめき、秋も深まります。落ち葉が風に吹かれていて、まるで落ち葉が競争しているかのようでした。

明日も晴れるようですが、夕方には木枯らしが吹くとのこと。冬もそろりと近づいています。

では。

Miscellaneous

最近、マーラーを聴きながら、マーラーを聴き始めた80年代末のことを多い出すことが多いです。

マーラーのことを語るときに「世紀末」という言葉がよく使われていました。正確には、1980年代末において、「前世紀末」ということになるわけですが、言わずもがなそれは19世紀末のことを指します。

この「前世紀末」という言葉を10年間覚えていたのですが、2001年になって、19世紀末を指すときに、「前世紀末」という言葉が使えなくなったことに気がついて、寂しさのようなものを感じたのを覚えています。

世紀末という言葉には、何かが滅びゆく感覚というものがあります。18世紀末には市民革命があり、19世紀末以降もやはり欧州において体制が崩壊しました。20世紀末は、少なくとも日本においては戦後の高度経済成長が終わり、55年体制が終わりました。というか、いつでも何かが終わっているのでしょうけれど、世紀末という言葉に絡めることで、何か納得するということになるんだと思います。

世紀末の本といえば私にとってはこちら。10年ほど前に古本屋でセットで売られているのを書いました。当時の世紀末はもちろん19世紀末です。

世界は、20世紀末の評価や振り返りを、きっとこの後していくことになるのだろうなあ、と思います。

今日は好天でした。気温が下がり、どうも風邪をひいたようです。みなさまもお身体にはお気をつけて。
おやすみなさい。

Miscellaneous,Saxophone

週末、久々に時間が取れたので、公園でVENOVAを吹いてみました。ざっと感想など。
IMG_1445.JPG
まず、音を出すのが意外に難しかったです。おそらく、リード楽器の初心者が音を出すのは難しそうです。

リコーダーと同じ運指とはいえ、吹き方自体はサクソフォーンと同じです。マウスピースはソプラノサックスのものを使います。ですので、サクソフォーンのアンブシェアができていて、腹式呼吸できちんと呼吸を支えないと真っ当な音はでなさそうです。また、最低音域では、腹部で呼吸を支えないといけないという印象ですし、最高音域ではアンブシェアでのコントロールが結構シビアな印象でした。思えば、この感覚は、(マウスピースが同じなので当然ですが)ソプラノサックスと同じかも。テナーのように、ダラダラっと音が出るわけではなく、アンブシェア、喉、腹部をきちんとコントロールしないと音は出ないです。

逆にいうと、サクソフォーン(あるいはクラリネット?)を吹ける方なら、すぐに楽しめそうです。身もふたもない言い方ですが、そういうことだと思いました。

音色についてですが。あまり良い音は出ない印象です。ただ、これも当たり前で、ブラスで作られたサクソフォーン本体よりも良い音が出るわけはありません。あくまで、Reise Saxophone = 旅行用サクソフォーンというのがふさわしい、どこでも手軽にふけるサクソフォーンとして考えるのが良さそうです。

まだ試していませんが、ソプラノサックスのリードを使うともう少し良い音が出そうです。付属のプラスチックリードには限界があるかも。
IMG_1447.JPG
私は、近所の河川敷で吹いてみました。周りに人がいたので、少し気が引けましたがなんとか。

それにしても、この手軽さで、サクソフォーンのような表情をつけられたりするのはなかなか面白い体験でした。また、サクソフォーンよりも音は小さい印象ですので、サクソフォーンより気を使わなくて済むかも。ただ、あくまで、サクソフォーンと比べて、です。リコーダーよりは大きい印象でしょうか。もちろん吹き方にもよります。

日頃サクソフォーンを吹く機会がないけれど、アンブシェアや腹筋などを鍛えておきたい方にとっては、手軽にトレーニングができるツールだと思います。

そういえば、昔の記憶を思い出しました。サックスが欲しくて欲しくて仕方がなかった高校時代、代わりにカシオのデジタルホーンを朝から晩まで吹いていました。当時15万円ほどしたサクソフォーンをさっと買うことなどできなかったわけで、私は、昼食代をケチりながら、お金を貯めて、ようやくと買うことができたという次第です。

買ってからは、まあ、運指はなんとかなるのですが、音が出ませんでした。1年ほどかけてようやく人前に出せるような音が出てきた記憶があります。

もし、あの頃、このVENOVAがあったら、多分真っ先に買って、練習できていたはず。音ももっと早い段階で出せるようになったはずです。

なんてことを思いながらも、今後もVENOVAを散歩に持って行って、さらりと吹いて見る、という感じで楽しめそうだなあ、と思いました。

さて、9月に入って、秋が来たという話は昨日書きましたでしょうか。とにかく、冬へとまっしぐら。ということはお正月へまっしぐら。でも、今年のお正月は、波乱のお正月かも。なんて。

それではみなさま、秋の夜長をお楽しみください。おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

随分サボってしまいました。9月最初の投稿。めまぐるしい毎日で、ほとんど何もできず。やっと少し時間が取れました。

9月に入って、涼しい日が続いていましたが、今日は残暑の風情でした。本格的な秋に向けて、夏の名残を楽しみました。

今日は短く。みなさまもお身体に気をつけてお過ごしください。

 

Miscellaneous

夏が終わり近づいています。

何か、この夏は、なしうることをきちんとできないまま終わったような。それは、東京地方が冷夏で、夏らしい晴れた日が少なかったということがあるのかも、とも思いました。

そんな中で、いくらか元気をもらうことも。

この夏一番の元気のネタは、山の日の連休に見た、こちらの番組。トランス・ジャパン・アルプスレースを取り上げた番組。

富山湾から駿河湾まで、三つのアルプスを縦走するという恐ろしいレース。本当の超人達が限界を超え続けるというレース。

http://www.tjar.jp/

ここまでできる人間というか日本人というか、本当にすごいものだなあ、と。まだまだできることはあるのかも、ということを思いました。

今日はこちら。

マッド・ハッター

マッド・ハッター

posted with amazlet at 17.08.28
チック・コリア ゲイル・モラン エディ・ゴメス ジョー・ファレル ハービー・ハンコック スティーブ・ガッド
ユニバーサル ミュージック クラシック (2005-03-30)
売り上げランキング: 20,593

以前、「私を構成する9枚」という記事を書いたことがありますが、その中の一枚でした。

https://museum.projectmnh.com/2016/02/01232447.php

Humpty Dumpty, MadHatterRhapsodyl。どれも何か聞いていると故郷にかいってきたかのような感覚を覚えるものでした。

そうそう、このテレビを見た後に、うちの家族は「他人の人生を生きてどうする?」と言いました。

それから、テレビで元気をもらうというのものどうかな、とも。

確かにね。

自分でもベストは尽くしているつもりですが、まだまだ足らないなあ、と。三つのアルプスを縦断するのと同じぐらい頑張らないといけないことが我々一人一人にはあるはず。ということで、それぞれのミッションを頑張りましょう、というのがこの夏の結論かもしれません。

それでは、残り少ない夏を惜しみながら、おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

今日は本当の徒然メモ。

振替休日でしたが、日頃の寝不足を解消すべく、しばらく眠りにつき、起き出して、食事。やらなければならない家事をこなす。洗濯もしたし、食器も洗い、やるべきことを整理したり。今週に入って、休みだった近所のプールが今日から再開したので、泳ぎに行きましたが、ブランクが空くと、途端に泳げなくなっていて、あれれ、という感じ。

今日もこちらでございます。

まだまだ理解不足。

「たえず書く人」辻邦生と暮らして (中公文庫)
辻 佐保子
中央公論新社 (2011-05-21)
売り上げランキング: 411,854

こちらも部屋の片付け中に、少し読みました。「フーシェ革命暦」が途中で終わってしまったあたりの、少し悲しい感じなどを読んで、寂しい思いでした。

それでは、みなさま、おやすみなさい。