先だって、ドレスデン国立歌劇場(ザクセン州立歌劇場?)のばらの騎士公演に付随して、シュターツカペレ・ドレスデンのメンバーから構成されるドレスデン歌劇場室内管弦楽団 Dresdener Kapellsolisten の公演に行ってきました。僕たちが見たのはプログラム2で、曲目は以下の通りです。
- コレッリ 合奏協奏曲ト短調「クリスマス協奏曲」
- ヘンデル 「オンブラ・マイ・フ」
- モーツァルト ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
- バッハ 「ヨハネ受難曲」より「融けて流れよ、私の心」
- バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」
- モーツァルト もてっと「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」
アンコールで、ヴィヴァルディの「冬」が演奏されました。
ソプラノの森麻季さんも出演されていて、透き通る高い声を愉しませてくれましたが、一番の収穫は、コンサートマスターのスザンネ・ブラニーさんのヴァイオリンでしょうか。アンコールで演奏されたヴィヴァルディの「冬」のソロ・ヴァイオリンが凄すぎでした。豊かな倍音の音に加えて、雄々しいともいうべき強烈なフレージングに、観客席が一瞬どよめいたようにも思いました。巧い方っていうのは本当にたくさんいらっしゃるのですね。ブラニーさんは、ドレスデンに生まれてドレスデンで学ばれてドレスデンシュターツカペレの第一ヴァイオリンになられた方ということで、生粋のドレスデン人でいらっしゃるようです。
個人的には、コレッリの合奏協奏曲を聴けたのも収穫でした。この曲は知らなかったのですが、いいですね、コレッリは。CD買おうかな、と思いました。
帰り間際、会場ではシュターツカペレドレスデンのCDや森麻季さんのCDの即売会を見ていたら、ばらの騎士が売っていたので、こころがゆらりと動いたのですが、何とか押しとどめました。森麻季さんのCDはAmazonで買いましたので、またレポートしたいと思います。