パユ/バッハ 管弦楽組曲第2番
- Bach Brandenburg Concerto No. 5, Orchestral Suite No. 2/ Emmanuel Pahud
-
- 発売元: EMI
- レーベル: EMI
- 価格: ¥ 2,201
- 発売日: 2001/03/13
- 売上ランキング: 12860
- おすすめ度
今日は、先日に引き続き管弦楽組曲第2番を聞いてみよう。
前回はオーレル・ニコレさんのフルートだったが、今回はエマニュエル・パユさんのフルートにて。やはり一番の衝撃は、最終曲Bandinerieでしょう。テンポは中庸。しかし、恐るべしは、二回目の主旋律にほどこされた装飾音符。超絶技巧。
この演奏をはじめて聴いたのは、ANAの国際線の機内放送だったのだが、そのときからこの演奏の空恐ろしい演奏が印象に残っていて、いつかきちんと聞きたいと思っていたわけだが、今回それがかなったかたちだ。
この曲で好きなところは、下記の譜面の赤い部分。フルートは八分音符で刻むだけなのだが、透かし彫りのように背後から弦楽器が現れ、十六分音符と八分音符のフレーズを演奏するのである。ここでなにか浮き上がるような高揚感と酩酊感を覚えるのだ。
青い部分はパユさんの超絶技巧(?)装飾が聞けるところ。このCDのここに惹かれたのである。刺激的なバッハを求める向きにはとてもおすすめのCDである。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません