Music

私の一年前の最後の演奏写真。後輩の結婚式の二次会で吹いたところ。また、そろりと吹きたくなってきた。

http://www.nhk.or.jp/schola/

この四月から始まったNHKの音楽番組「schola 坂本龍一 音楽の学校」。バッハ以降の西洋音楽の発展を語る番組です。

番組の概要

番組は、「鼎談」、「ワークショップ」、「演奏」の三つから成立している。「鼎談」の部分では、坂本龍一がホスト役で話をするんだが、ゲストの浅田彰が蘊蓄を披露するのがなんだか懐かしい。それからもう一人のゲスト岡田暁生氏の本は、最近読み始めているので、なんだか親近感がある感じ。

まあ、この三回の放送では、バッハの音楽を西洋音楽システムが確立されたという前提に立って、フレーズの使い回しの方法とか、通奏低音について語ったりしている。まあ、単声音楽から、一度(ド)と五度(ソ)のポリフォニーを経て、三度(ミ)が導入され、和声が成立する。これがオケゲムなんかの時代。以降バッハが平均律を確立し、あのクラヴィア集を作った、というあたり。ここで述べ立てるほどでもないですけれど。

ワークショップ

で、一番面白いのが「ワークショップ」。

中三から高三ぐらいの若者の音楽やっている方々が出てくる。楽器も様々で、ヴァイリン、フルート、エレクトーン、エレキギター、ピアノ、三線、などなど。

で、この若者が、バッハのフレーズを使ってアレンジしてみたり、通奏低音に合わせて曲を作ったりするんですよ。

たとえば、「主よ人の望みの喜びよ」のメインテーマが、バッハの音楽の至る所で使われているのだが、それを、若者なりにアレンジしてみたりする。エレキギターの男の子は、坂本龍一に「コード入れてごらん」とかアドバイスされて、ディストーションをかけてフレージングしてみせたりする。エレクトーンの男の子は、フュージョン的というかポップス的というか、かなりシンコペーションのかかった、まあありがちだけど格好いいアレンジにまとめ上げてしまう。あれを15歳で瞬間的に作ってしまうあたりが凄い。

で、もっとすごかったのが、お寺の名前のような名字を持った女の子。この子だけ、テーマをマイナーキーで演奏してみせて、坂本龍一と岡田暁生が、驚き喜ぶんですね。いやあ、良いセンスしてます。

自分との関係

それで、でも、このプロセスって、僕が高三から浪人を経て大学の頃にやってたことに似ているなあ、と。当時はジャズ理論なんか知らんわけで(いまもよくわかりませんが)、ともかく最初にキーを捕まえて、使える音と使えない音を覚えて、後ろでなっているコードを意識しながらフレーズを作っていくという作業を、毎日毎日やっておりました。だから、キーの感覚はかなり磨かれたんだと思う。この番組のワークショップでやっていることも、僕も今ならできるなあ、と思った。でも、斬新なことはできないだろうけれど。

坂本龍一のすごいところ

通奏低音に併せてフレーズを作るところで、坂本龍一も「じゃあ、僕も」みたいな感じで、やってみるんだけれど、これは私には理解できない難しさだった。24個のキーの世界+ある程度のテンション世界で生きてきた僕にしてみれば、全く何やっているのかわかりませんでした。悔しいのう。無調なんだけれど、方法論まで説明できない。悔しすぎる。

ちょっとだけ

とはいえ、やっぱり僕ぐらいだと少し物足りなさもあるなあ、という気もする。西洋音楽史をある程度押さえていたり、音楽理論を少しばかりかじっている方には、解説はすこし簡便かなという気もする。でも、一緒に見ていたカミさんは何言っているのかわからなかいらしい。ということは、聴取者の的を絞り切れていないということかしら。でも「ワークショップ」が最高に面白いからいいんです。

貴重な

この番組、凄く面白い番組であることには間違いないし、音楽理論を取り上げるという意味においては、少なくとも僕にとってはこれまで記憶にない番組ですので凄く貴重です。

私の大好きな「 名曲探偵アマデウス 」が楽曲の成立史を掘り下げていて、音楽理論についても、玉川大学の野本先生が解説してくださいますが、番組の性格上どうしても楽曲中心の説明になります。音楽理論を体系的に説明するという意味合いのものではありません。

音楽理論に触れる場としては、昔は「音楽芸術」という雑誌があったんですが10年ぐらい前に永遠休刊となってしまいましたし、その後長木誠司さんが作られた「 エクスムジカ 」も残念ながら終わってしまいましたし。

まだ三回しか放送していないから、これからどうなるか凄く楽しみ。

というわけで、この番組は、以下の時間帯に放送中です。是非ご覧になってみてください。

  • 教育:毎週土曜 午後11時45分~
  • BS2:毎週火曜 午後4時30分~

Opera,Richard Strauss

第三世代iPodに戻って二日目。なんだか勝手が違うなあ。

で、聴いているのは、ウェルザー=メスト&シュテンメ@チューリヒ歌劇場の「ばらの騎士」DVDをAACに落としたもの。2007年の「ばら戦争」のときに実演に接しています

2007年9月のチューリヒ歌劇場の感想はこちら。

https://museum.projectmnh.com/2007/09/02214520.php

でも、チューリヒのキャスティングもかなり豪華だったのですよ。演出は奇抜すぎましたが、ウォーナーのリングのような徹底さはなかった。というか、シュトラウスやプッチーニのオペラの読み替えは、ワーグナーのオペラのそれにくらべて、結構難しいですよね。

ニーナ・シュテンメは、マルシャリンも歌えますが、イゾルデもサロメも歌ってるんです。

「4つの最後の歌」のほうは、深みがあって大変良いです。一緒に「サロメ」の最終部も入っていますが、これは凄いですよ。妖しいサロメの退廃的な空気を見事に歌い出しています。

R.シュトラウス:4つの最後の歌
シュテンメ(ニーナ) シーゲル(ゲルハルト) ホワイト(ジェレミー) グロドニカイテ(リオラ)
EMIミュージック・ジャパン (2007-08-08)
売り上げランキング: 301794
おすすめ度の平均: 5.0

5 新たなシュトラウス・ヒロイン誕生ですね

ドミンゴと録った「トリスタンとイゾルデ」。シュテンメ的にはすばらしいのですが、さすがにドミンゴは齢には勝てない。ですのでアルバム全体としては賛否両論あるかも。

ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(全曲)(DVD付)
ドミンゴ(プラシド) シュテンメ(ニーナ) 藤村実穂子 パーベ(ルネ) ベーア(オラフ) コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
EMIミュージック・ジャパン (2005-10-26)
売り上げランキング: 498524

そういう意味ではシュテンメはかなりレパートリーが広いです。

シュテンメは強いソプラノ。ホッホドラマティッシャー・ソプラノといえましょう。だから、イゾルデも歌えるし、ブリュンヒルデも歌えるはず。フレミングのような温かみはないのですが、冷たく鈍く光る鋭利さがありますね。ルルもいけそうだし、クンドリもいけるでしょう。特にルル、歌うと凄いんじゃないかな。

公式ホームページはこちら

レパートリーを見ると、「ヴォツェック」のマリーは歌っているけれど、ルルはまだみたい。今後に期待。で、予想通りやっぱりブリュンヒルデは歌ってますね。

逆に言うと、マルシャリンとか、「カプリッチョ」の伯爵夫人のような、温かみをもつ役には違う意味が加わりますね。これもオペラの面白さ。演出の読みかえは当然ですが、歌手の声質で、オペラが読み替えられるという感じ。面白いです。だから、テオリン様のマルシャリンはちょっと想像がつかないのと感じは似ている。

それから、美しいお方であることは間違いありません。チューリヒの演出ではちょっと神経質なマルシャリンを演じておられましたが、「ばらの騎士」だというのに何か妖艶さのようなものを感じた覚えがあります。

あーヨーロッパで放浪してオペラ見まくりたい。果たせぬ夢。

今日は午後は都心へ外出。移動時間2時間あるので、いろいろ読んだり聴いたりできそう。仕事ながら楽しみ。

Richard Wagner

あの(私の中では)伝説の、シュナイダー&テオリンの黄金の「トリスタンとイゾルデ」のDVD、ブルーレイが発売となりました。うむむ、欲しいぞ。というか、ごらんになっていない方は是非是非。演出には賛否両論あるんだろうけれど、テオリン様の声や演技、表情を見れば、恍惚状態に陥ることは間違いありません。シュナイダーの指揮も絶妙だし。っつうか、私これ買います。はたらきますよ、テオリン様のためなら。

当時の記事を。

続 バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」を

バイロイト音楽祭/ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」第一幕

バイロイト音楽祭/ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」第二幕&第三幕

どんどんテオリン様にはまっていくのがわかって面白いです。また聴きたいなあ、テオリン様。

※ で、その後、くだんのDVDは注文いたしました。すまぬ、財務大臣。

Music

あー、iPod壊れました。理由不明。数ヶ月前に激しく床に落としたことがあって、それ以降普通だったんですが、昨日になってから急に再生ができなくなりました。それで復元を試みたのですが、赤い×印が表示され、何もおきない。要はアウト。

で、サポートに電話したんですが、これがまた本当に丁寧に指示してくださり、いろいろ試したのですがやはりだめで、修理となりました。2万円超。痛い。

いつも使っている携行品傷害の申請にいったら今年一月からiPodは免責になってしまったとのことで、保険金は降りないとのこと。極めて厳しい状況。

しかし音楽中毒の私はひと時もiPodを手元から離すことはできません。痛い出費。ショック。まあ、仕方がない。

対策を。

  1. iPodをクリアケースに入れる。外観の傷はこれで担保。
  2. ケースごとコンデジ用の厚手のケースに入れる。これで落下時の振動を軽減。
  3. ついでに、ケースが落ちないように、ズボンのベルト通しなどとカラビナでつなぐ。あるいは、ストラップで首から吊り下げる。
  4. 決してiPodをクリアケースの状態のままポケットに入れたり放置したりしない。
  5. 肌身離さず常に持ち歩く。

これぐらいでしょうか。気をつけましょう。私はもうショックで眠れませんので。

でも、カラヤンの「パルジファル」とロット様の「四つの最後の歌」を聴いたら少し元気出てきた。午後もがんばりましょう。

っつうことで、今日は短信モードで。

Chorus

昨日は東京は雪でしたね。もう春は終わったんでしょうか。ちょっと寂しい写真。散り積もった桜の花びら。でもこれからもっと暖かくなって、若葉が生える季節となりましょう。昨日はかなりヘビーな一日でした。ちょっと図書館で本を借りすぎ&ノートPCを持ち歩いたので、体が痛いです。軽くて丈夫なノートPCを買おうかなあ、と思案中。

私のノートPC

私のノートはThinkpad X30でして、もう7年半も使っています。最近は液晶のバックライトがいかれてきて、バックライトがついたりつかなかったり。そろそろ寿命かな。

ちなみに、このThinkpad X30は、ミュンヘンの

Pinakothek der Moderne

(現代美術を集めた美術館)に展示されていました。下の写真の左から三番目がそれ。

ついでに、懐かしのバタフライキーボードをもつThinkpad 701Cも展示されてました。

カルミナ・ブラーナ

さて、いやあ、東京春祭のムーティ「カルミナ・ブラーナ」は行けなかったけれど、日本時間でいうと昨日の未明にバイエルン放送協会で放送されたダニエル・ハーディング指揮の「カルミナ・ブラーナ」の録音に成功しました。最近ウェブラジオは失敗が多くて凹んでいたんですが、今回は成功。やった!

「カルミナ・ブラーナ」は中学生の頃聴いて衝撃受けてました。レヴァイン盤でした。ですが、それ以降は特に聴いた覚えはない。というか、聴くのは10年ぶりに近い。

ジークフリート・イェルザレム

いやあ、ジークフリート・イェルザレムは凄いですね。この方のテノール聴いたとたんにのけぞりました。確かに年齢からくる若干に揺れはあるんですが、なにより声がすばらしい。ハイティンク盤のリングでおなじみだったはずですが、この演奏での丁寧に歌い上げるイェルザレムには少し驚きました。

パトリシア・プティボン

それから、パトリシア・プティボンは、初めて聴いたという御恥ずかしさ。若干のピッチの揺れはありますが、実にドラマティックですね。この方の録音はバロック系が多いのですが、先だって「ルル」を歌っているんですよね。これ、録音失敗してひどく凹んでいるんですが、プティボンのルルを聴いてみたいと強く願いました。来日も良くされているようで、いつも拝見している さまよえるクラヲタ人 さんのブログで取り上げられていて気にしていたので、今回は聴けてラッキーでした。CDほしいなあ。

Opera

4月の新国立劇場は「愛の妙薬」。三種類ほど音源を用意したんですが、パヴァロッティとサザーランドのコンビがすばらしいです。予習盤ランク一位は今のところこのパヴァロッティ盤です。

三大テノール

パヴァロッティは本当に偉大。おそらく、人によっては好き嫌いがあると思います。私も最初はちょっと受け付けられなかったのですが、5年ほど前から、かなりいいと思えるようになって来ました。

三大テノールのうち誰が最も好きか、という議論はよくある議論です。オペラを聴き始めたころは文句なしにドミンゴでした。カラヤン盤トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」に陥落という感じ。

パヴァロッティは、これもカラヤン盤「ボエーム」で聴いたのが最初だったと思いますが、なんだか自然さにかけるような気がしていたのです。

カレーラスはこれもカラヤン盤「トスカ」で聴いたのが最初でした。迫力はあるのですが、こちらも少し力に寄りかかった感じで自然さにかけた気がしていました。

パヴァロッティ開眼

それで、いろいろ聴くようになるうちに、パヴァロッティの株が僕の中で急激に上昇し始めました。

何が原因なのか? 

おそらくはパヴァロッティのライヴ盤(ハイド・パーク)や、イタリア歌謡集を聴いてからではないか、と。あの南国的地中海的悦楽の表現は聴くだけで元気付けられます。それから、私はヴェルディ作品が苦手なのですが、その中でも「アイーダ」については、その重い扉を開けてくれたのがパヴァロッティでした。

4年前のトリノ五輪の口パク問題とか、スコア(総譜)読めないんじゃないの? 的な議論とか、まあ、いろいろあるみたいですけれど、イタリア的なイタリア人ですので、許せちゃう。

やっぱり行きます。

実は、仕事が忙しくて、今月の「愛の妙薬」はパスろうかと思ったのですが、パヴァロッティ盤を聴いて考えを変えました。やっぱりいきますです。私は本当にヴェリズモ以前のイタリアオペラ(この中には残念ながらモーツァルトも含まれるのですけれど)は苦手ですので、なおさら勉強のためにも。

あー、イタリア行きてー。でも行く時間ないっす。悲しみ。

愛の妙薬

しかし、このオペラ、実に罪のないストーリです。ヴァーグナーの毒々しさとか暗鬱とした大洋のうねりのようなものはない。こんなに楽しそうなオペラを見聞きするのは何時ぶりだろう? 「オテロ」、「魔笛」、「ヴォツェック」、「トスカ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」、「パルジファル」と続いてきた今年の僕のオペラ生活において「愛の妙薬」ほど単純で愉快なプロットはありませんでした。たぶん「 チェネレントラ 」以来だと思います。

愛の妙薬(wiki)

新国のチェネレントラ

きっと良い思い出になるはず。楽しみです。

もっとも、単純に見れば、だとも思うのです。やっぱり解釈の面白さは存在します。愛の妙薬と「トリスタンとイゾルデ」の関係とか、「ヴォツェック」との関係とか。これは、実際に見てから書いてみましょう。

Roma2008

これで、もう最後でしょうか。桜の写真。来年も良い桜が見られると良いですね。

昨夜は、会社でお世話になった方が5月に異動になるということで送別会に行って参りました。生まれて二回目のふぐ料理でした。

さて、今日で声と役についての記事は一段落する予定。とはいえ、もう少し突っ込みたいところがあるので、後日また研究テーマとして取り上げると思います。

バス・バリトンは、ワーグナーオペラでは大変重要な役柄です。ヴォータン、グルネマンツなどなど。というわけで、また堀内修さんの本からの引用でまとめます。

リリック・バリトン

テノールに比較的近く広域も伸びる。

  • <コジ・ファン・トゥッテ>グリエルモ
  • <ファウスト>バランタン
  • <タンホイザー>ヴォルフラフム・フォン・エッシェンバッハ
  • <ローエングリン>軍令使

カヴァリエ・バリトン

その名のごとく騎士のバリトンの意味。声に輝きがあり主役的なバリトン。

  • <ドン・ジョヴァンニ>ドン・ジョバンニ
  • <エフゲニー・オネーギン>オネーギン
  • <タンホイザー>ヴォルフラフム・フォン・エッシェンバッハ

キャラクター・バリトン

個性的表現ができるバリトン。

  • <トスカ>スカルピア
  • <シモン・ボッカネグラ>パオロ
  • <リエンツィ>オルシーニ
  • <トリスタンとイゾルデ>メロート
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>フリッツ・コートナー
  • <ラインの黄金>アルベリヒ
  • <ラインの黄金>ドンナー
  • <ジークフリート>アルベリヒ
  • <神々の黄昏>アルベリヒ
  • <神々の黄昏>グンター
  • <パルジファル>クリングゾル

ヘルデン・バリトン

低域が充実し起伏を表現するバリトン。

  • <メディア>クレオン
  • <アラベラ>マンドリカ
  • <さまよえるオランダ人>オランダ人
  • <ローエングリン>フリードリヒ・フォン・テルラムント
  • <トリスタンとイゾルデ>クルヴェナル
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>ハンス・ザックス
  • <ラインの黄金>ヴォータン
  • <ワルキューレ>ヴォータン
  • <ジークフリート>さすらい人
  • <パルジファル>アムフォルタス

キャラクター・バス

比較的高音もあり幅広い表現が可能なバス(バス・バリトン)

  • <トロヴァトーレ>フェランド
  • <フィデリオ>ロッコ
  • <リエンツィ>コロンナ
  • <さまよえるオランダ人>ダーラント
  • <タンホイザー>ビテロルフ
  • <タンホイザー>ライマル
  • <ラインの黄金>ファーゾルト
  • <ワルキューレ>フンディング

セリエーサー・バス

最低音域の深い声と存在感のあるバス

  • <魔笛>ザラストロ
  • <ドン・カルロ>フィリッポ
  • <タンホイザー>領主
  • <ローエングリン>ハインリヒ王
  • <トリスタンとイゾルデ>マルケ王
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>ポーグナー
  • <ラインの黄金>ファーゾルト
  • <ラインの黄金>ファフナー
  • <ワルキューレ>フンディング
  • <ジークフリート>ファフナー
  • <神々の黄昏>ハーゲン
  • <パルジファル>グルネマンツ
  • <パルジファル>ティトレル

Roma2008

お土産の買い物なんかして、特別ラウンジで、無料でエスプレッソを飲んで、いざボーディングブリッジへ。機種はイギリスのBAE製のアヴロRJ。この航空機、乗員が110名前後という小ささで、短距離機であるにも関わらず、エンジンは4発もある。しかしながら、このエンジン、実に静粛性が強くて、騒音規制に引っかからない。もちろんエンジンが4つということは整備も大変なのだが、部品がモジュラー化されているらしく、意外と大変ではないらしい。

で、エア・ドロミティのアヴロにはしゃれた名前が付いています。まあ、日本の航空会社でも一部やっているけれど、個々の機体に名前を付けたりします。ルフトハンザだと、たしかB747にはたとえば「ザクセン」というように州の名前がついているし、エアバスには街の名前が付けられたりしている。日本でも昔は機体にそれぞれ名前が付いていることが多かった。「よど号ハイジャック事件」だと、機体には「よど」という名前が付いていたと言うこと。あとは、MD-11には鳥の名前がついていたし、ボーイング777には星の名前がついていました。

話題がずいぶんそれましたが、エア・ドロミティのアヴロには、ヴェルディのオペラの名前が付けられているという洒脱さ。僕たちが乗ったのは「ナブッコ」号でしたし、ミュンヘンでは「アイーダ」号を目撃しましました。

ともかく、話題がそれましたが、アヴロに乗り込んで驚いたのはシートピッチが広い。私はこれまでの人生で3回アヴロに乗っていますが、そのうち2回はルフトハンザシティーライナーでして、非常に窮屈という印象でしたが、ドロミティアのアヴロはゆったりしています。シートピッチが大分広いのです。

さらに驚いたのは機内サービス。ルフトハンザだと、サンドイッチをだしてくれるか、くれないか、なのですが、ドロミティアのこの便ではスパークリングワインを出してくれたり、しゃれた箱に入っているサンドイッチやミネラルウォータをだしてくれたりと実に親切。

エア・ドロミティはルフトハンザの子会社なんですが、こういう風にサービスで良い風に差別化を図っていくのは良いことですね。大変良い思い出。

Wikiには記載がないですが、 公式ウェブ の最新の情報では、エア・ドロミティのアヴロは退役したようで、エンブラエル195に置換されているみたいですね。あと、ターボプロップでいうと日本ではマイナーですが、フランスとイタリアの共同開発のATR72を引き続き運用している模様。

しかし、CAさんって本当に凄い。この飛行機の機内放送は、ドイツ語、イタリア語、英語。それを一人のCAが喋っちゃう。もちろん、彼らのようなインド・ヨーロッパ語族の方々にとってみれば方言の違いぐらいなのかも知れないけれど。悔しすぎる!

さて、と言うわけで、ミュンヘンにはお昼頃には到着。

Opera

今日は寒くなるそうですね。日本海側では吹雪だとか。季節感が狂ってしまう。とはいえ、今年の桜写真のストックから一枚。芸風が全部同じなのは許してください。

さて、このシリーズも第三回となりました。堀内修さんの「ワーグナー」という新書からの引用です。本当にすばらしい。感謝です。

もっともワーグナーに特化していますので、イタリアオペラとなるとどうなるかわかりません。これは、継続的に研究していきます。

シュピール・テノール(テノール・ブッフォ)

最も軽く透明感のあるテノール。高音域がにごらない。

  • <フィデリオ>ヤッキーノ
  • <後宮からの逃走>ペドリロ
  • <さまよえるオランダ人>舵手
  • <トリスタンとイゾルデ>牧童
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>ダーヴィット、フォーゲルサンク
  • <ラインの黄金>ミーメ
  • <ジークフリート>ミーメ

リリックテノール

軽妙な歌をこなせるテノール

  • <ドン・ジョヴァンニ>オッターヴイオ
  • <リゴレット>マントヴァ公
  • <さまよえるオランダ人>エリック
    *<ローエングリン>ローエングリン
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>ヴァルター・フォン・シュトルツィング
  • <ラインの黄金>フロー
  • <パルジファル>パルジファル

キャラクター・テノール

癖のある個性的表現のできる声

  • <ボリス・ゴドゥノフ>シュイスキー
  • <リエンツィ>ボロンチェリ
  • <トリスタンとイゾルデ>メロート
    *<ラインの黄金>ローゲ

ヘルデン・テノール

低域を充実させつつ力強い高音も出せる強力なテノール。

  • <サロメ>ヘロデス
  • <オテロ>オテロ
  • <リエンツィ>リエンツィ
  • <タンホイザー>タンホイザー
  • <ローエングリン>ローエングリン
  • <トリスタンとイゾルデ>トリスタン
  • <ニュルンベルクのマイスタージンガー>ヴァルター・フォン・シュトルツィング
  • <ワルキューレ>ジークムント
  • <ジークフリート>ジークフリート
  • <神々の黄昏>ジークフリート
  • <パルジファル>パルジファル

ルネ・コロや、ジークフリート・エルザレムは、間違いなくヘルデンテノール。ハインツ・ツェドニクはシュピールテノールでしょうか。

明日は、バリトン/バス篇です。

Roma2008

ローマ最終日。早い時間に起き出して、急いで食事を済ませる。

もちろん締めはエスプレッソ。この旅行でエスプレその虜になってしまった。イタリア風はどうやら砂糖を入れるのがポイントらしい。しかも、無粋にスプーンなどで混ぜてはならない。砂糖をざっくり入れてそのまま飲むと、最初はコーヒー独特の苦みを楽しむことが出来て、飲み終わるころには砂糖の甘い刺激が頭をしゃっきりさせてくれると言うわけ。本当に素晴らしい

一週間お世話になったこの鍵ともお別れ。どうもありがとう!

空港へ向かうレオナルド・エクスプレスの切符をトレンタリアの自動券売機で購入する。これはクレジットカードも使える優れもの。列車に乗り込む瞬間に韓国人の女の子に、この列車は空港行きか? 尋ねられる。そうだけれど、切符のヴァリデートはすませたの? と聴いてみると、にっこり笑って、済ませてるわ、といった。華奢な女の子で、ばかでかいピンク色のスーツケースを引っ張っている。どちらが主人公なんか分からない物語。

空港には予定通り到着。ルフトハンザの子会社のエア・ドロメティがオペレートするので、コードシェア便だった。我々の持っている航空券は当然ルフトハンザのもの。と言うわけで、カウンタには出発の二時間前には到着している。ルフトハンザのエエコノミーカウンタは少々込んでいたので、僕たちはがらすきのファーストクラス専用のチェックインカウンタに誘導される。

で、ここで実にラッキーな勘違いをグランドホステス(GH)がしてくれる。当然Etixすなわち、電子航空券なので、航空券の有無はクレジットカードで認証するのだが、出したのが(お恥ずかしながら)ANAのゴールドカード。もちろん、スターアライアンスゴールドメンバーではない。だが、GHの金髪の美人イタリア人はうれしい勘違いをしてくれて、我々をスターアライアンスゴールドメンバーとみなしてくれる。と言うわけで、預け荷物にはプライオリティタグが着けられ、空港内の特別ラウンジのインビテーションカードを頂いてしまう。ラッキー。

こちらがラウンジ。誰もいなかった。で、やっぱりここでもエスプレッソ。

飛行機は大好き!!