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Richard Strauss
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イタリア紀行2007 その43 ヴェネツィア最後の午後スター
ヴェネツィアの街は不思議な街だ。先進国の街のなかで、自動車の走らない唯一の町ではないだろうか。ヴァポレット(水上バス)や水上タクシーが行き交うカナル・グランデ(大運河)から街中に少し入ると、入り組んだ小径と小運河が複雑に交差して織物のようである。歩いているうちに時折現れる広間は太陽に照らされ金色に輝いている。
ヴェネツィアに最後の別れを、と言うことで、ローマ広場からカナルグランデ(大運河)を走破してリド島まで向かうヴァポレットに乗り込んだ。ヴァポレットの舳先の座席に陣取ってカナル・グランデの眺望を楽しむ贅沢。運河沿いにはルネサンス調からバロック調まで色とりどりな屋敷が建ち並んでいて飽きることはない。観光客を乗せたゴンドラが行き交い、なにか物憂げな雰囲気さえ漂う。
これはリアルト橋である。あまりに有名な橋だが、こうしてみると実に不思議な形を持っている。両岸に翼をのばして休んでいるかのようだ。
ゴンドラが行き交うカナル・グランデ。
終着地のリド島は「ヴェニスに死す」の舞台となったところ。シーズンオフの海水浴場ほど陰鬱に沈むところはない。
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