小澤征爾さんと、音楽について話をする
今月の贅沢。Microsoft ナチュラルエルゴノミクスキーボード。
トスカのことを書くのが久々の長文だったので、肩こりがひどくなってしまいました。せめて家では楽に文章を書きたいので試してみることにしました。
この本、以前から気になっていたのですが、図書館で見つけていそいそと借りて読んでいます。
驚きに満ちた本で、久々に感動しています。
小澤征爾の半端ない半生はもちろん、村上春樹の衒学的とも言える造詣の深さ。村上春樹ってジャズ畑のかたで、若い頃はジャズバーを持っていたぐらいなんですが、クラシックのききこみ方、こちらも半端ないです。小澤征爾もたじたじな場面もあったり。。
やはり天才は何をやっても天才なんですね。
それにしても思うのは、小澤征爾の人柄です。回想の中で、いろんなビッグネームに可愛がられたり仲良くなったりする話が出てきます。バーンスタイン、カラヤンはもちろん、クライバー、ルビンシュタインなどなど。フレーニやパヴァロッティとも親しいのですね。
小澤征爾が、「レコード・マニア」を余りよく思っていないということも。曰く、高いお金出してオーディオセットなんて買うけれど、お金を持っているということは忙しいと言うことで、結局音楽を聴く暇がなく、実は音楽について分かっていないのである、とのこと。
申し訳ありません。
私の人生、なんども変わっている気がしますが、この本でも変わったかもしれない。
これからは今まで以上にもっとまじめに音楽を聴いて、言語化していかないと、と決意を新たにしました。
そう思えるぐらい充実した一冊でした。大変おすすめです。
※ 本当かどうか分かりませんが、ウィキペディアによれば、小澤征爾の名前のうち「征」は板垣征四郎の「征」、「爾」は石原完爾の「爾」なんだそうです。
それではまた。
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